今回の記事はNHKマイルカップ2022年に出走予定のジャングロ・マテンロウオリオン・プルパレイを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
【NHKマイルカップ2022年】ジャングロを分析!
まず、ジャングロを分析します。
3歳牡馬で父がモアザンレディ(ヘイロー系)
母父がブロードブラッシュ(ヒムヤー系)
父のモアザンレディは米国血統で産駒の特徴としては、芝よりダート馬が多いです。そして、芝のデータは1400mより短い距離が良い成績になっています。
前走の馬体重は460キロですが、馬体を見るとボリュームのパワー型体型でマイルも大丈夫のような感じもします。
鞍上は武さんですが、主戦騎手なので乗り慣れています。生産者は米国の外国産馬です。
●戦歴は「4-2-1-1」
●東京芝は「0-0-0-1」
1勝クラスのマイル戦で6着
●芝1600mは「1-0-0-1」
NZT(G2) 1着
●重賞成績は「1-0-0-0」
NZT(G2) 1着
昨年の8月に新馬戦を使いましたが3着と負けました。それから未勝利戦を3戦使いましたが、ようやく合計4戦目で初勝利をあげました。
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続く昨年の11月に1勝クラスの東京マイル戦を使いましたが6着と負けました。このレースは最後少しバテていた感にの負け方でした。
そして12月にオープンレースの中京2歳S(中京1200m)という短距離戦を使いました。このレースはスプリント戦ということでスピードを生かした強い勝ち方でした。
そして年が明けて今年の2月にリステッド競争のマーガレットS(阪神1200m)を使い、連勝しました。このレースはスタートで少しバランスを崩していたので、4番手からの競馬でした。
そして道中はクビを振っていて気性の荒さを見せていました。
しかし、レースは能力の違いで勝てたという内容でした。そして前走は中山マイル戦のNZTを使い、マイル戦でしたが勝ってしまいました。ここでそのNZTを振り返ってみます。
スタートは6番ゲートから凄いダッシュ力で出て直ぐに先頭に立ちました。
レースは良馬場の中平均Pで展開され、道中は11頭立てで終始逃げる展開でした。
道中は突っつかれることなくマイペースで逃げることができていました。
そして残り600mで少しづつペースを上げて最終コーナーを馬なりで回ってきました。
そして直線に入り追われると、上りが3番目に早い脚を使い2着のマテンロウオリオンにアタマ差の勝利をあげました
このレースの印象は、展開が全てだったと思います。スタートしてから600m地点から次の400mの間で、他の馬が突っついてこないでペースを落とすことができて息を入れることができていました。
そして残り600mで少しペースを上げて最終コーナーもスピードの違いで余裕で回ってきました。そして最後は短い直線でなんとかアタマ差で逃げ切った印象でした。
今回は東京コースに変わって、しかも逃げないとダメな馬の感じなので、明らかに目標にされます。そしてG1なのでマークも厳しくなると思います。
よって、本質的には短い距離向きの感じがしますので、
今回は本命には推せません。
もし、外枠に入ったら消しで他に人気がない馬を狙いたいと思います。
【NHKマイルカップ2022年】マテンロウオリオンを分析!
次は、マテンロウオリオンを分析します。
3歳牡馬で父がダイワメジャー(サンデーサイレンス系)
母父がキングカメハメハ(キングマンボ系)
前走の馬体重が486キロですが、フォトパドックを見ると筋肉モリモリで毛ヅヤがピカピカでした。ダイワメジャーとキンカメの血統なので筋肉質でパワー型マイラーといった印象でした。
鞍上は横山典弘騎手ですが、主戦騎手で乗り慣れています。生産者はムラカミファームですが、G1馬は出したことがなくて、重賞勝ち馬もマテンロウオリオン以外に1頭だけ出したことがあります。
●戦歴は「2-2-0-0」
●東京芝は今回初めてです。
●芝1600mは「1-2-0-0」
シンザン記念 1着
●重賞成績は「1-1-0-0」
シンザン記念 1着
新馬戦は阪神マイル戦でしたが、2着に負けました。このレースはスローの瞬発力勝負で最後は負けた印象でした。
続くレースは格上挑戦で阪神1400m戦の1勝クラスを使いました。鞍上も典さんに変わって万全の態勢での格上挑戦でしたが、見事勝利しました。
このレースは出遅れから終始最後方からの競馬で、最後の直線だけでゴボウ抜きして勝ったので、ここでは末脚が光っていた印象でした。
そして、今年の1月にシンザン記念に挑戦し見事に勝利しました。このレースは先行策から良い脚を長く使って、押し切り勝ちでの強い勝ち方でした。そして、持続力のある末脚がある馬だという印象でした。
続くレースは前走4月のNZTでしたが、最後はジャングロに届かずの2着という惜しい内容でした。ここでそのNZTを振り返ってみます。
スタートは1番ゲートから普通に出て中段からの競馬になりました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は11頭立ての6番手ぐらいを追走していました。
道中は最初少し手綱を緩められながらの中段後方で追走している競馬でした。
そして残り800mぐらいではレースのペースが落ちて他の馬がポジションを上げ始めていましたが、マテンロウはガッツリと抑えられて後方に待機しました。
そして最終コーナー手前で追われ始めてコーナーを大外回しで回ってきました。
直線では一頭だけ桁違いの末脚を使い追い込んできましたが、前が止まらずの2着が精一杯でした。
このレースはスタートしてから少し追走に手間取っている感じがしました。典さんはもう少し前の位置を取りたかった感じに映りました。
最後は上り最速の脚を使っていましたが、メンバーが強くない印象でのものなので過信は禁物だと感じました。
2走前のシンザン記念は勝っていましたが、勝ち時計が「1:34.1秒」で少し時計がかかる馬場でした。
これらをまとめて考えると、東京コースは高速馬場になっていると思うので少しペースについて行けるかが心配になりました。
よって結論は本命候補にはあげられないで、馬券の相手候補が妥当と思いました。
【NHKマイルカップ2022年】プルパレイを分析!
最後に、プルパレイを分析します。
3歳牡馬で父がイスラボニータ(サンデーサイレンス系)
母父はフサイチペガサス(ミスプロ系)
前走の馬体重は494キロと大き目の馬ですが、フォトパドックを見ましたが、凄くスッキリした馬体でアバラが浮き上がっていて毛ヅヤもピカピカでした。
鞍上はデムーロ騎手ですが、今まで全て騎乗していて乗り慣れています。生産者は社台ファームです。
●戦歴は「3-2-0-2」
●東京芝は「0-2-0-0」
新馬戦(1600m) 2着
クロッカスS(1400m) 2着
●芝1600mは「2-1-0-2」
未勝利(新潟)1着
1勝クラス(中山)1着
●重賞成績は「1-0-0-2」
ファルコンS(中京1400m) 1着
新馬戦は東京マイル戦を使いましたが、アライバルに完敗の2着でした。そして未勝利戦(新潟マイル)を使いキッチリと勝利しました。
続くレースは中山マイル戦の1勝クラスでしたが、逃げて最後上り最速の33.7秒の脚を使い完勝でした。そしてデイリー杯2歳sを使いましたが、勝ったセリフォスに0.3秒差の4着と負けました。
このレースを見るとやはりセリフォスの強さが目立ちました。そして年が明けて1月にリステッド競争のクロッカスs(東京1400m)を使い2着でした。そして前走は3月にファルコンS(中京1400m)を使いみごと勝利しました。
ここで参考レースとして、2走前の東京1400m戦クロッカスSで2着してレースをを振り返ってます。
スタートは7番ゲートから出遅れて3馬身差ぐらい後方からの競馬になりました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は9頭立ての最後方での位置での競馬でした。
道中は出遅れたので後方待機策でしたが、少し行きたがる感じがありました。
そして、最終コーナーも後方待機で直線にかけるという競馬でした。
直線に入ると馬なりのまま差を詰めて、残り400mで一杯に追われました。
そして最後は前が止まらずに2着までという結果でした。
このレースの印象は、やはり一番強い競馬をしたのがプルパレイということです。ただ、このレースは1400m戦でしたが、出遅れたこともありますが少し行きたがっていました。
そして昨年の朝日杯で8着した時も最初の早いラップの時に少し行きたがっていて、最後の直線は失速するというイメージでした。
ただ、もし成長していたら上り32秒台の切れる脚を使えるので速い時計勝負は大丈夫だと感じました。
結論をいうと、まだ若い馬なのでマイルでは気性的に最後はもたないと思います。
よって、本命候補には推せません。
ただ、馬券の相手候補にはしておきたいと思います。
【NHKマイルカップ2022年】ジャングロ・マテンロウオリオン・プルパレイを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると、3頭とも本命後方にあげられませんでした。
ジャングロは距離が長いとみました。そしてマテンロウオリオンは高速馬場になると勝ちきるところまではいかないとみました。
最後にプルパレイは、速い時計は大丈夫そうですが、気性が心配なので成長するのを待ちたいと思いました。