今回の記事は皐月賞2022年に出走予定のキラーアビリティ・アスクビクターモア・オニャンコポンを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
【皐月賞2022年】キラーアビリティを分析!
まず、キラーアビリティを分析します。
3歳牡馬で父がディープインパクト
母父がコンガリ―(ブラッシンググルーム系)
前走の馬体重が468キロです。前走から約4か月の競馬ですが、フォトパドックを見るとしっかりとアバラが浮き出ていて太め感がなくスッキリしていました。
鞍上は横山武史騎手ですが、前走に引き続く2回目の騎乗です。ちにみに1週前追い切りに乗りに行って手応えを確かめに行っています。
生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「2-1-0-1」
●中山芝は「1-0-0-0」で
ホープフルSを勝利しています。
●芝2000mは「2-0-0-0」で
未勝利戦
ホープフルS
をしょうりしています
●重賞成績は「1-0-0-0」
ホープフルSを勝利しています
新馬戦は阪神1800m戦を使い5着と負けました。続く未勝利戦は小倉2000m戦でしたが2着のパーソナルハイに7馬身差の圧勝でした。
そして阪神1800mの萩sを使いましたが、朝日杯3着のダノンスコーピオンにクビ差の2着という結果でした。このレースはかなり遅いペースでの最後の瞬発力だけのレースでのもので、負けましたが能力はダノンスコーピオンと同じぐらいのレベルだと思います。
そして前走はG1ホープフルSを使い勝利しました。
ちなみにこの勝ち時計はホープフルsがG1になってからの過去4年で一番速い時計だったので評価できると思います。
ここでそのホープフルSを振り返ってみます。
スタートは5番ゲートから普通に出て、前目の位置を取りました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は16頭立ての3番手を追走していました。
道中は逃げた馬から離れて3番手でマイペースで折り合いバッチリで追走できていました。
そして残り600mでレースのペースが徐々に上りはじめましたが、馬なりのまま手応えバッチリでポジションをあげていました。
そして直線に入り追われると、前の2頭をかわしてそのまま危なげない走りで突き抜けて勝利しました。
このレースの印象は、展開が全てだったと思います。最後の400mまでほぼ同じぐらいのペースで進んでいて起伏のないペースでした。そして残り400mからの一ハロンだけ少し早くなった印象です。
物凄い切れる脚はなさそうなのでダービーよりは皐月賞が良いと思いますが、なんせホープフルSからの休み明けが気になりました。
ノーザンファームの馬なので調整はできているとは思いますが、レース感がもどるかが疑問です。
今回の皐月賞は逃げ馬が2頭いて緩いペースにはならないと思います。なので最後はスタミナがないと届かないレースになりそうです。
よって結論は本命候補にはあげられません。
【皐月賞2022年】アスクビクターモアを分析!
次は、アスクビクターモアを分析します。
3歳牡馬で父がディープインパクト
母父がレンボ―クエスト(ブラッシンググルーム系)
前走の弥生賞の時の馬体重が474キロでしたが、これぐらいが現在のベスト体重だと思うので当日は減って欲しくない感じがします。鞍上は田辺騎手ですが、2戦連続騎乗中で今回が3回目の騎乗です。
生産者は社台ファームです。
●戦歴は「3-0-2-0」
●中山芝は「3-0-0-0」
未勝利(1800m)
1勝クラス(2000m)
弥生賞(2000m)
を勝利しています。
●芝2000mは「2-0-0-0」
1勝クラス
弥生賞
●重賞成績は「1-0-0-0」
前走の弥生賞を勝利しています
新馬戦は東京1800mを使いましたが3着と負けました。
しかし、勝ったのがジオグリフ2着がアサヒだったので両馬とも重賞で好走する強い馬なので、悲観しなくていいと思います。
続く未勝利戦は中山1800m戦でしたが、ここでアサヒとまた対決しました。しかし、今度はアサヒに1馬身半差を付ける完勝でした。
続くレースは昨年10月、東京1800m戦のアイビーS(L)でしたが、ドウデュースにコンマ1秒差の3着と負けました。
このレースはスローPでの瞬発力の差が出た感じもしました。
そして今年1月に中山2000mの1勝クラスのレースを使い、クビ差で勝利しました。そして前走、弥生賞を使いましたが2着のドウデュースにクビ差の勝利をあげました。
ここでその弥生賞を振り返ってみます。
スタートは10番ゲートから普通に出て前の位置を取りました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は11頭立ての2番手を追走していました。
道中は少し行きたがりながら2番手を追走していました。
そして残り600m手前で鞍上が手綱を緩め、先頭に立ちながら最終コーナーを馬なりで回ってきました。
直線に入るとジリジリ伸びてましたが、ドウデュースが凄い脚で追い上げてきてクビ差まで詰め寄られましたが、なんとかしのいで勝利しました。
このレースの印象は、スローPでアスクビクターモアは少し行きたがって2番手を追走していました。なので最後で少し伸びを欠いていた感じもしました。
この気性はいつもなのですが、今回の皐月賞は逃げたい馬がいるので遅いペースにならないと思います。
それに加えてスタミナを要する展開になれば、中山コース3勝、芝2000m2勝の実績が示す通りアスクビクターモアには有利になるはずです。
負けた2戦は東京コースで瞬発力勝負でやられた感じもするので、スピードを持続できるこの馬には皐月賞のコースでは、最大の惑星になる予感がしています。
よって本命候補にあげておきます。
【皐月賞2022年】オニャンコポンを分析!
最後に、オニャンコポンを分析します。
3歳牡馬で父がエイシンフラッシュ(キングマンボ系)
母父がヴィクトワールピサ(ネオユニヴァ―ス系)
前走の馬体重が466キロでしたが、新馬戦から変わっていませんでした。今回は3か月振りのレースなので馬体を増やしてきて欲しいと思います。
鞍上は菅原明良騎手ですが、全てのレースで騎乗していて乗り慣れています。生産者は社台ファームです。
●戦歴は「3-0-0-1」
●中山芝は「2-0-0-1」
新馬戦
京成杯G3
●芝2000mは「3-0-0-1」
今までのレース全て2000mを使っています。
●重賞成績は「1-0-0-1」
前走の京成杯を勝利しています。
新馬戦は中山2000m戦を使い勝利しました。続く1勝クラスのレースは東京2000m戦を使い2番手から抜けだしてクビ差の勝利をあげました。
そしてホープフルSを使いましたが、11着と大敗しました。
そして年が明けて京成杯を使い見事に勝利しました。
ここでその京成杯を振り返ってみます。
スタートは10番ゲートから普通に出て行き脚が早く前にポンっと出ていました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は16頭立ての最初6番手を追走していました。
道中は折り合いバッチリでマイペースで中段を追走していました。
そして残り800mで他の馬がポジションをあげてくる中、オニャンコポンはまだじっとしていました。
そしの残り600mで少し気合をつけられて最終コーナーを回ってきました。
直線に入ると上り最速の脚を使い、そのまま突き抜けて勝利しました。
このレースは平均Pでしたが、全体時計はそこまで早くなくて最後の1000mも早くならなかった印象のレースだと思います。そして全体的に見てオニャンコポンは展開がハマった感じもするレース内容だったと感じました。
相手もG3でそこそこ好走するメンバーでG1級の馬はいない印象です。
そしてオニャンコポンの2000mのもち時計は、
ホープフルS 2:01.7
京成杯 2:01.3
と、だいたい「2:01秒台」で走るイメージです。
皐月賞は2分を切ってくる勝ち時計が予想されるので、少し能力的には厳しいようにも感じました。
ただ1月からかなり成長したら話は別なのですが、1週前追い切りを見る限り凄い成長はしてない感じでした。
よって、G1では少し厳しいように感じますので、本命候補にはあげられません
【皐月賞2022年】キラーアビリティ・アスクビクターモア・オニャンコポンを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると
本命候補にあげたのは、アスクビクターモアの1頭だけでした。
アスクビクターモアは中山が得意の馬で、展開がハマったら一発怖いかもしれないと思います。キラーアビリティは休み明けが心配でマイナスにしました。オニャンコポンは基本的に能力がG1では足りないと思いました。
あとは、まだまだ人気薄の実力馬がいそうなので良くチェックしたいと思います。