今回の記事はオークス2022年に出走予定のアートハウス・ナミュール・エリカヴィータを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
【オークス2022年】アートハウスを分析!
まず、アートハウスを分析します。
3歳牝馬で父がスクリーンヒーロー(グラスワンダー系)
母父がヴィクトワールピサ(ネオユニヴァ―ス系)
前走の馬体重が474キロでプラス10キロでしたが、2走前が-6キロで出走していたので、少し馬体重の変化が大きい馬なので東京遠征での馬体重の変化をしっかりとチェックしたい感じです。
鞍上は川田将雅騎手ですが、3戦中2戦で騎乗していて乗り慣れています。生産者は三嶋牧場さんですが、ダノンキングーのG1馬を出しています。
最近の3年では安定して良い成績を残している生産者さんなので今年も楽しみだと思います。今年の生産者ランキングは只今5位です。
●戦歴は「2-0-0-1」
●東京芝は今回初めてです
●芝2000m以上は「2-0-0-1」
全て2000m戦を使っています
●重賞成績は今回初めてです
今まで3戦全て阪神2000m戦を使っています。新馬戦は2着に3馬身差を付ける圧勝劇でした。
続く1勝クラスのレースは6着に負けましたが、道中の反応は良くはなく、そして舌を出してい走っていたので集中してなかったのかとも思いました。
そして前走はリステッド競争の忘れな草賞に挑戦し、見事に3馬身差で勝利しました。1勝クラスで負けてのリステッド競争挑戦なので陣営の期待の高さがわかる馬ですね。
ここでその忘れな草賞を振り返ってみます。
スタートは7番ゲートから普通に出て、抑えて中段からの競馬になりました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は8頭立ての4番手を追走していました。
道中は競馬を教えている感じで中段に控える競馬をしていましが、馬は指示に従っていて折り合いは問題なしに追走していました。
レースは残り600mぐらいから少しづつペースが上がりましたが、余裕で追走して最終コーナーを馬なりで回ってきました。
そして残り300mぐらいで終われ始め、そこからはレベルの違う脚で突き抜けて3馬身差をつけての勝利でした。
このレースは相手のレベルが低いので参考にならないかもしれません。ただ、このスローの展開で折り合いに問題がなかったのはオークスの2400m戦では武器になると思います。
アートハウスは新馬戦からの2戦は2番手からの競馬でしたが、忘れな草賞は4番手からの競馬でした。
これは川田ちゃんが競馬を教えるためだと思いますが、馬はしっかりと指示にしたがっていので操作性が高いことがわかります。
そしてこのレースでアートハウスが出した上がりは34.0秒でした。ただ、まともに追ったのは残り300mぐらいからだったので、本気で走ったら33秒台は出ていたと思います。
そして最後の200mのラップもかなり優秀な時計を出していたので最後の末脚は魅力的な馬だと思います。
今回のオークスはおそらく後方から直線で伸びる馬が上位に来ると思うのでアートハウスにはピッタリのイメージです。
よって、サークルオブライフは勝ちきれないところがあるので、アートハウスの一発があってもおかしくない能力はあると思っています。
よって本命候補に抜擢させていただきます。
【オークス2022年】ナミュールを分析!
次は、ナミュールを分析します。
3歳牝馬で父がハービンジャー(デインヒル系)
母父がダイワメジャー(サンデーサイレンス)
前走の馬体重が426キロと2走前のチューリップ賞から-4キロと減っていました。新馬戦の馬体重が430キロだったので増えて欲しかったのですが、チューリップ賞がメイチの仕上げだったので疲れが出たのかもしれないですね。
鞍上は横山武史騎手ですが、2連続騎乗中で今回が3回目の騎乗です。生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「3-0-0-2」
●東京芝は「1-0-0-0」
1勝クラス(1600m) 1着
●芝2000m以上は今回初めて
●重賞成績は「1-0-0-2」
チューリップ賞(阪神1600m)1着
ナミュールは今まで全て1600m戦を使っています。
新馬戦と1勝クラスを連勝し、阪神JFを使いましたが、出遅れと馬場の悪いところを通っての4着と負けました。ただ、このレースは負けて強しの内容だったと思います。
そして、今年の3月に桜花賞トライアルのチューリップ賞を使い見事に勝利しました。
ナミュールは賞金が足りなかったので、チューリップ賞では勝ちに来る仕上げだったと思います。
そして前走の桜花賞は10着と大敗をしてしまいました。正直この大敗は明確な原因がわかりませんが、能力負けではないことは明かだと思います。
ここで参考レースとして、良い仕上げで挑んで勝利したチューリップ賞を振り返ってみます。
スタートは6番ゲートから普通に出て、中段からの競馬になりました。
レースは良馬のなか平均Pで展開され、道中は15頭立ての7番手ぐらいを追走していました。
道中は中段の馬群の中で手応え抜群で追走していました。
そして最終コーナーも手応えバッチリで馬なりで進路を探しながら回ってきました。
直線に入ると、前が壁なので気合いを付ける程度で走っていて、残り300mで進路ができると一杯に追われ始めました。
そして最後はキレっきりの末脚で突き抜けて1馬身半差の勝利をあげました。
このレースは最初の600mの早めのペースでは、キッチリと折り合っていてスピードがある走りでした。
そして600mを過ぎてペースが落ちたときからの折り合いを見ると、合格点はあげられますが多少気合いが入り過ぎてる印象をうける走りでした。そしてナミュールはマイル戦に特化してきた馬で、2400mの距離が不安視されています。
あとは課題のスタートもまだ安心できるものではないと思います。正直最後の末脚は世代屈指のものを乗っていて怖い物があります。
オークスではスタートを上手にきって、道中リラックスして走れたら最後の直線で末脚は爆発する可能性は高いと思います。
ただ、そこまで安定したものはまだないと思うので今回は距離不安と体調も心配なので本命候補にはあげられませんでした。
ただ、能力は高いので相手候補には入れておきたいと現時点では思います。
【オークス2022年】エリカヴィータを分析!
最後に、エリカヴィータを分析します。
3歳牝馬で父がキングカメハメハ(キングマンボ系)
母父がフジキセキ(サンデーサイレンス系)
前走の馬体重は442キロと小さめですね。そしてフォトパドックを見ましたが、馬体がスレンダータイプで長距離は合いそうな感じがしました。
鞍上は福永祐一騎手ですが、今回が初騎乗です。福永騎手は過去10年でオークスに馬券で絡んでないので、そろそろ怖いかもしれませんね。
生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「2-0-0-1」
●東京芝は「2-0-0-0」
新馬戦(1600m)1着
フローラS(2000m)1着
●芝2000m以上は「1-0-0-0」
フローラS 1着
●重賞成績は「1-0-0-1」
フローラS 1着
フェアリーS 10着
東京マイルの新馬戦を勝った後、G3フェアリーSを使いましたが10着と大敗をしました。フェアリーSはスタートから他の馬に挟まれていたのと、最終コーナーでスムーズさを欠いたのが敗因だと思うので無視します。
続く前走のフローラSは⑤人気でしたが、みごとに勝利しました。
ここでそのフローラSを振り返ってみます。
スタートは2番ゲートから普通に出て、前目の位置を取りました。
レースは雨の良馬場のなか平均Pで展開され、道中は16頭立ての4番手を追走していました。
道中は折り合いバッチリ手応えバッチリで中段の前目で追走していました。
そして最終コーナーも馬なりのまま手応えバッチリでスピードにのりながら回ってきました。
直線に入ると残り400mで追われ始め、そこから逃げるパーソナルハイをなんとか抜かしての勝利をあげました。
エリカヴィータは、道中でゆったりしたペースの時に折り合いには問題なく追走できていたのでオークスも折り合いは大丈夫そうです。
そして残り600mから急にレースのペースが早くなりましたが、スピードにも対応できて馬なりでペースアップしていました。
最後3着の馬をなんとか交していった感じですが、この3着の馬は1勝クラスも勝ててない馬というレベルです。
オークスの2400mという距離はもつとは思いますが、最後の切れ味勝負になると少し能力が落ちるイメージになりました。
馬券候補としては魅力的だと思いますが、本命候補に上げる武器はないと思いました。
よって本命候補にはできませんでした。
【オークス2022年】アートハウス・ナミュール・エリカヴィータを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると
本命候補にあげれたのは、アートハウスの1頭だけでした。
アートハウスはまだ底を見せていないし、2400mという距離も問題なさそうなので一発あってもおかしくないと思いました。
ナミュールは折り合いしだいで、末脚勝負になったら怖そうですが、安定力にかける印象です。
そしてエリカヴィータは鞍上が魅力ですが、勝てるまでの武器がないという印象をウケました。