今回の記事は宝塚記念022年に出走予定のタイトルホルダー・エフフォーリア・ディープボンドを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。
そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
【宝塚記念2022年】タイトルホルダーを分析!
まず、タイトルホルダーを分析します。
4歳牡馬で父がドゥラメンテ(キンカメ系)
母父がモティベイター(サドラーズウェルズ系)
姉に父ちゃんがオルフェーブルに変わりますが、メロディーレーンがいます。今回斤量が58キロですが、天皇賞を58キロで勝っているので問題なしです。
鞍上は横山和生騎手ですが、3戦連続で騎乗中で今回が4回目の騎乗です。生産者は岡田スタッドさんですが、タイトルダー以外のG1馬はダートのサウンドトゥルーがいます。
●戦歴は「5-2-0-4」
●阪神芝は「2-0-0-0」
菊花賞 1着
天皇賞春 1着
●芝2200mは「0-0-0-1」
セントライト記念 13着
●重賞成績は「4-2-0-4」
弥生賞 1着
菊花賞 1着
日経賞 1着
天皇賞春 1着
エフフォーリアと同じ歳ですが、3歳の春まではエフフォーリアには全然勝てませんでした。
しかし、エフフォーリアのいない菊花賞を5馬身差で勝利し、続く有馬記念でも5着と好走して成長している印象を受けました。そして今年に入り3月に中山2500m戦の日経賞を使い勝利しました。
そして前走の天皇賞春はスタミナのお化けディープボンドをケチらして7馬身差をつける圧勝でした。この7馬身差は衝撃的な強さでした。
ここでその天皇賞春を振り返ってみます
スタートは16番ゲートから普通に出て、促されながら先頭の位置をとりに行きました。
レースは稍重のなか平均Pで展開され、道中は18頭立てで終始逃げる形でした。
道中は2番手の馬が少し控えていたので一頭だけで離れて逃げていましたが、ペース的に最初はけっこう早めの感じの走りでした。
そしてレースの半分ぐらいの600mぐらいでペースを落として息を入れていました。
そして残り600m地点でも手応えバッチリで逃げていて、最終コーナーも馬なりのまま回ってきました。
直線に入ると後ろの馬が詰めてこれないぐらいの走りで最後は差を広げるいっぽうで7馬身差の圧勝でした。
このレースを見る限り、長距離では誰も勝てないぐらいの能力があると思います。
スタートから少し早いラップで逃げていて、ちょうど中間の600mぐらいの間にペースを落としていました。
皆様も経験があると思いますが、長距離を走るときは同じマイ―ペースで走らないと最後はバテルと思います。しかし、タイトルホルダーは最後も上り最速の脚を使っています。
このレースをされたら誰も勝てないと思います。
ちょっと稍重で参考になりませんが、ラップから考えると長距離ではキタサンブラックぐらい強いのではないかと感じました。
ただ問題は天皇賞春からのローテーションが不安です。
あのキタサンブラックでさえ天皇賞春のあとに宝塚記念を使ったら4歳の時が3着、5歳の時は9着と大敗しています。
今まで天皇賞春と宝塚記念を連続で勝ったのは4頭ぐらいしかいません。しかもディープインパクトなど名馬といわれる馬達です。
これを考えると絶対的な存在ではないと感じました。
能力が高いので現時点では本命候補にあげて、最終追い切りの動きで決めたいと思います。
よって本命候補にあげさせていただきます。
【宝塚記念2022年】エフフォーリアを分析!
次に、エフフォーリアを分析します。
4歳牡馬で父がエピファネイア(シンボリクリスエス系)
母父がハーツクライ(サンデーサイレンス系)
今回斤量が58キロですが、初めて背負う斤量です。ただ馬体が520キロ前後あってパワーもあるので問題はないと思います。
鞍上は横山武史騎手ですが、全てのレースで騎乗していて乗り慣れています。生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「6-1-0-1」
●阪神芝は「0-0-0-1」
大阪杯 9着
●芝2200mは今回が初
●重賞成績は「5-1-0-1」
<G1成績>
皐月賞 1着
ダービー 2着
天皇賞秋 1着
有馬記念 1着
大阪杯 9着
3歳の時は皐月賞1着、ダービーがハナ差の2着、そして秋になり天皇賞秋を勝利し、順調に成長していました。
天皇賞秋ではグランアレグリアやコントレイルに勝利しているのでかなり成長したという感じです。
そして年が明けて大阪杯に挑戦しましたが、9着と破れました。この負けは誰もが衝撃を受けたと思います。
ここでその大阪杯を振り返ってみます。
スタートは6番ゲートから普通に出て、中段からの競馬になりました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は16頭立ての9番手ぐらいを追走していました。
道中はいつもの追走力が無い感じで少し手応えが悪い追走にみえました。
そして残り600m手前で既に手綱をかなり緩めながらの追走でした。
そして600mを過ぎると終われ始め最終コーナーを回ってきました。
直線に入っても伸びる気配が無く鞍上もそこまで思いっきり追ってない感じでの9着でした。
このレースで気づいたことは、レースの中で一番遅いラップの時でもエフフォーリアは手応えが悪かったです。ということは全てで悪かったということです。
これは明らかに精神的なものだと思います。
もし仕上げが最高ではない状態だとしても、気持が入っていたらこんなに負ける馬ではないはずです。確かに調教の動きも最高ではなかったので気持の問題だと思いました。
今回の1週前追い切りをみましたが、これは私の先入観が入ったのかもしれませんが、最高の状態ではないと思いました。
ただ皆様もご存知の通り、超一流の馬なので軽視はできないです。
おそらく他の予想家さんも調子が悪いという人が多いいと思いますが、人気がタイトルホルダーに行くと思うので逆に狙い目かな? と思いました。
最終追い切りしだいですが、現時点では本命候補にあげさせていただきます。
【宝塚記念2022年】ディープボンドを分析!
最後にディープボンドを分析します。
5歳牡馬で父がキズナ(ディープ系)
母父がキングヘイロー(リファール系)
●戦歴は「5-4-1-7」
●阪神芝は「2-3-0-0」
阪神大賞典 1着2回
●芝2200mは「1-0-0-1」
京都新聞杯 1着
●重賞成績は「4-3-0-6」
京都新聞杯(京都2200m)
阪神大賞典(阪神3000m)2回
フォア賞(フランス2400m)
昨年の春の天皇賞春では、ワールドプレミアに3/4馬身差の2着と惜しい結果でした。そしてフランスに飛んでフォア賞を逃げて勝利、凱旋門賞が14着と大敗しました。
そして帰国して有馬記念を使いエフフォーリアに3/4馬身差の2着と頑張りましたそして今年に入り阪神大賞典を2連覇し、天皇賞春に挑戦しました。
しかし、天皇賞ではタイトルホルダーに完敗で7馬身差をつけられての2着という結果でした。
ここでその天皇賞春を振り返ってみます。
スタートは大外18番ゲートから普通に出て、前目の位置を取りました。
レースは稍重のなか平均Pで展開され、道中は18頭立ての4番手を追走していました。
道中は折り合いバッチリでマイペースで追走できて問題はありませんでした。
そして残り1000mぐらいで一杯に追われ始めタイトルホルダーを追撃し始め最終コーナーを追われながら回ってきました。
直線では良く追いかけてはいましたが、脚色がタイトルホルダーの方が良く差を付けられての2着でした。
2走前の阪神大賞典もそうでしたが、どうもスピードが足りない印象の走りで追走が楽ではない感じです。
2走前は相手が強くなかったので勝利はしましたが、強い相手だと最後はスピード負けする印象です。
今回は阪神2200mの内回りコースということで、最後の直線では前にいないと届かないです。
よって、今回2200mに距離が短縮するので前走よりスピードが必要になります。ディープボンドはスピードが足りないので、もう少し距離が欲しいイメージです。
よって、前走タイトルホルダーとの力差が判明してしまったこともあるので本命には推せませんでした。
【宝塚記念2022年】タイトルホルダー・エフフォーリア・ディープボンドを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると
本命候補にあげたのは
タイトルホルダー
エフフォーリア
の2頭でした。
ありふれた分析結果ですが、成長したタイトルホルダーと、調子が不安視されている最強馬エフフォーリアはかなり有力だと思います。
ディープボンドは、スピードとスタミナの両方でタイトルホルダーには勝てないと思いました。