今回の記事は天皇賞春2022年に出走予定のディープボンド・タイトルホルダー・テーオーロイヤルを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
【天皇賞春2022年】ディープボンドを分析!
まず、ディープボンドを分析します。
5歳牡馬で父がキズナ(ディープインパクト系)
母父がキングヘイロー(リファール系)
今回斤量が58キロですが、今までで背負った最高斤量が凱旋門賞での59.5キロで14着でした。
鞍上は和田竜二騎手ですが主戦騎手なので乗り慣れています。生産者は村田牧場さんですが、ローレフゲレイロでG1を勝利しています。
そして昔の人なら知っている桜花賞とオークス2着のユキノビジンの生産者さんでもあります。ちなみに生産者ランキングが只今21位です。
●戦歴は「5-3-1-7」
●阪神芝は「2-2-0-0」
阪神大賞典 1着(2回)
●芝3000m以上は「2-1-0-1」
阪神大賞典(3000m)1着(2回)
天皇賞春(3200m) 2着
菊花賞(3000m) 4着
●重賞成績は「4-2-0-6」
阪神大賞典(2回)
京都新聞杯(京都2200m)
フォア賞 (フランス2400m)
一昨年の菊花賞はコントレイルの4着と破れ、年明けの中山金杯を使い14着と大敗しました。そして昨年の3月に阪神大賞典を使い、重馬場のなか2着のユーキャンスマイルに5馬身差をつける圧勝劇でした。
そして天皇賞春に挑戦しましたが、最後にワールドプレミアに抜かれての2着でした。ただこれは展開のアヤがあるのでそれほど気にしなくていいと思います。
能力はG1級だと思います。
そして昨年の9月にフランすに飛びフォア賞を使い逃げ切り勝ちをしました。そして凱旋門賞に挑戦しましたが14着と大敗しました。この凱旋門賞は重馬場と色々なゴタゴタがあったようなので無視していいと思います。
そして帰国して昨年の有馬記念を使い、エフフォーリアに3/4馬身差の2着と健闘しました。
そして年が明け今年の3月に天皇賞の前哨戦でもある阪神大賞典を使い、今年は2着に僅差の勝利をあげました。
ディープボンドは有馬記念で久しぶりに見ましたが、昨年の天皇賞春のときより走りが変わっていました。
凄くフットワークが軽くなって印象で、おそらく昨年の春より強くなっている印象をウケました。
ここで参考レースとして、前走の阪神大賞典を振り返ってみます。この阪神大賞典は明らかに叩きのレースの仕上げ方だったことを年頭において考えたいと思います。
スタートは11番ゲートから普通に出て、中段からの競馬になりました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は13頭立ての6番手ぐらいを追走していました。
道中は折り合いバッチリでマイペースで追走していました。
そして残り800mぐらいでは少し促されながらの追走になっていました。
そして残り600mで一杯に追われてポジションを上げ始めてまくってきました。
最終コーナーを大外をまわしてきましたが、既に3番手まで上がる勢いで回ってきました。
直線では上り最速の脚を使い、なんとか2着の馬を差し切っての勝利をあげました。
このレースは中段からの競馬でしたが、残り800mでは促され始めて手後たえが良くないような感じでした。
これは有馬記念からの休み明けで、仕上げも十分でない状態だった影響が考えられます。
しかし、残り600mからは負けられないので一杯に追われながら凄い脚で上がっていました。このレースは前半がスローPで残り800mから急激にレースのペースが上がりました。
そしてディープボンドは反応が鈍かったですが、結局ペースが上がったところからかなり長く良い脚を使っていました。そして最後の直線の坂も苦にせずに走り切っていました。
結局2着3着に来た馬は前で競馬して、スローの展開で粘った状態だったのに、ディープボンドは最後は後方から長く良い脚を使って差し切っていました。これを考えると最後勝てる末脚をもっている証拠にもなります。
4着のマカオンドールは末脚切れる馬ですが、マカオンドールの上りより速かったです。よって、長距離でも勝てる切れ味ももっている証拠になると思います。
そして1週前追い切りとフォトパドックを見ると、明らかに前走の阪神大賞典より良くなっていました。
よって、スタミナも勝ちきる末脚もあるので今年は何かやってくれそうな気がします。
よって本命候補にあげておきます。
【天皇賞春2022年】タイトルホルダーを分析!
次は、タイトルホルダーを分析します。
4歳牡馬で父がドゥラメンテ(キングカメハメ波系)
母父がモチベイター(サドラーズウェルズ系)
父ちゃんが違いますが姉にメロディーレーンがいます。
今回の斤量58キロですが、初めて背負いますが菊花賞を57キロで勝っているので大丈夫だと思います。生産者は岡田スタッドですが、芝のG1馬はタイトルホルダーしか出したことがないです。
●戦歴は「4-2-0-4」
●阪神芝は「1-0–0-0」
菊花賞を勝利しています。
●芝3000m以上は「1-0-0-0」
同じく阪神3000mの菊花賞を勝利しています。
●重賞成績は「3-2-0-4」
弥生賞(中山2000m)
菊花賞(阪神3000m)
日経賞(中山2500m)
昨年皐月賞でエフフォーリアの2着したあと、ダービーでは6着と負けました。そして休養に入りました。
そして休み明けでセントライト記念を使いましたが、直線の振りが響いての13着と大敗しました。
そして菊花賞に挑戦しましたが、④人気で勝利しました。これは逃げ切りで5馬身差の勝ちでしたが、最後のレースラップが速くて鞍上がうまく乗ったのも味方した感じでした。
続いて有馬記念に挑戦しましたが、菊花賞の疲れを取るためだと思いますが馬体が+12キロ増えていていましたが5着と好走しました。
有馬は一線級の馬には離されましたが、おそらく菊花賞からの調整でのものがあると思うので良しとしておきたいです。
そして前走は3月に中山2500mで行なわれた日経賞を使いクビ差の勝利をあげました。ここでその日経賞を振り返ってみます。
スタートは11番ゲートから普通に出て推されながら先頭を取りに行きました。
レースは曇りの稍重のなかスローPで展開され、道中は15頭立ての逃げる展開でした。
道中は他の馬に突っつかれることなくマイペースで追走していましたが、少し行きたがる感じもしていました。
そして残り800m過ぎてから他の馬が仕掛けてきて並びかけてきました。
そして残り600mぐらいではタイトルホルダーだけ馬なりのままスピードにのって手応えバッチリの走りでした。
そのまま最終コーナーを馬なりのまま回り直線に入りました。
直線で追われると、そのまま後ろから追い上げてきた馬を退けて勝利しました。
このレースは残り700m地点から他の馬が競りかけてきましたが、タイトルホルダーはスピードの違いで馬なりのまま手応え十分で走っていました。そして残り600mからのラップも速かったです。
良馬場でもこの時計は速い方の時計ですが、それを稍重だ出しているので評価できます。
ただ、ここからはネガティブ思考なのですが、タイトルホルダーは展開にも恵まれた感がある感じがしました。
スローの展開で突っつかれることなく道中は進んでいました。そして他の馬が来るとスイッチが入って闘志むき出しの走りでした。
タイトルホルダーの勝ち星は全て逃げた時で、ダービーやセントライト記念を見ると周りに馬がいるとエキサイトしているようにも思いました。
よって、前に行きそうな馬と枠順の兼ね合いが影響してくると思います。よって、安定力という意味ではディープボンドよりは落ちるとみています。
正直タイトルホルダーは強いと思いますが、ディープボンドの2番手としての本命候補としてあげさせていただきます。
【天皇賞春2022年】テーオーロイヤルを分析!
最後に、テーオーロイヤルを分析します。
4歳牡馬で父がリオンディーズ(キンカメ系)
母父がマンハッタンカフェ(サンデーサイレンス系)
父ちゃんがパイロに変わりますが、1個上の兄にダート受賞2勝のメイショウハリオがいます。
今回の斤量58キロについてですが、今までの最高斤量が56キロで前走のダイヤモンドSは54キロだったので、いきなり4キロ増は少し心配です。
鞍上は菱田裕二騎手ですが、7戦連続騎乗中で乗り慣れています。菱田騎手は今年11年目の騎手で重賞5勝をあげています。
ちなみに先週の日曜日は3勝上げて波にのっています。生産者は三嶋牧場さんですが、G1馬はダノンキングリーを出しています。
ちなみに生産者ランキングは現在4位で最近では毎年ベスト8位以内には入っているやり手の牧場さんです。
●戦歴は「5-0-1-3」
●阪神芝は「3-0-1-1」
未勝利
2勝クラス
3勝クラス
全て2400mを勝利しています
●芝3000m以上は「1-0-0-0」
東京3400mのダイヤモンドSを勝利しています。
●重賞成績は「1-0-0-1」
ダイヤモンドS 1着
青葉賞 4着
昨年の4月に未勝利戦を4戦目で勝利しました。そして5月に青葉賞に挑戦しましがワンダフルタウンの4着と敗れました。そして休養に入り十分成長させました。
そして休養明けの10月に1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスと3連勝しました。
ちなみにこの2勝クラスのレースでは今回出走してくるマカオドールに勝利してるので価値ある勝利です。そして前走は東京の長距離レースG3ダイヤモンドSに挑戦し見事に勝利しました。
しかも2着に2馬身半差をつける完勝でした。ここでそのダイヤモンドSを振り返ってみます。
スタートは9番ゲートから普通に出て前目の位置を取りました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は14頭立ての4番手を追走していました。
道中は先行集団の真ん中で折り合いバッチリで追走できていました。
そして残り1000m地点で徐々にポジションを馬なりで上げ始めました。
そして残り700mぐらいで気合いをつけられ、最終コーナーを追われながら回ってきました。
直線に入ると、そのまま直ぐに先頭に立ち危なげない走りで突き抜けて勝利しました。
このレースは最後の1000mからのラップが速くなりましたが、前目の位置から馬なりのまま手応え抜群でポジションをあげていました。そして直線でも凄い末脚を使って2着馬に差を付けていました。
最後は少し内に行ったりしてフラフラしていましたが、最後の最後にまた伸びていました。
この馬は折り合いは全く問題ないし、最後も切れる脚があります。そして何よりスタミナ十分で、走るフォームも大きくて伸びがあるので長距離が得意な馬だと思います。
ダイヤモンドsはちょっと相手に恵まれた感はありますが、過去10年の勝ち時計で一番速い時計を出していました。
これらを考えると斤量さえこなせば、ひょっとして一発あるのかも? と思っちゃいました。これは是非抑えておいたほうが良いと思いました。
結論は、斤量が少し不安ということと経験が足りないとということで本命にはしませんが、馬券の相手候補には入れたいです。
【天皇賞春2022年】ディープボンド・タイトルホルダー・テーオーロイヤルを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると
本命候補にあげられたのは
ディープボンド
タイトルホルダー
の2頭でした。
ただ順位的にはディープボンドが上の位置づけです。タイトルホルダーは逃げたら強いですが、展開がどうなるかがカギだとみました。
テーオーロイヤルは斤量が少し気になったので、経験を積んだら狙ってみたいとおもいました。