今回の記事は日本ダービー2022年に出走予定のイクイノックス・ダノンベルーガ・ドウデュースを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
【日本ダービー2022年】イクイノックスを分析!
まず、イクイノックスを分析します。
3歳牡馬で父がキタサンブラック(サンデーサイレンス系)
母父がキングヘイロー(リファール系)
前走の馬体重が492キロでしたが、2走前の東スポ杯から+10キロ増えていました。
鞍上はルメ―ル騎手ですが、今まで全て騎乗していて乗り慣れています。生産者は天下のノーザンファームです。
ノーザンファームは総力をあげてダービーを勝ちに来、過去10年で5頭の勝ち馬を出しています。
●戦歴は「2-1-0-0」
●東京芝は「1-0-0-0」
東スポ杯(1800m)1着
●芝2000m以上は「0-1-0-0」
皐月賞 2着
●重賞成績は「1-1-0-0」
東スポ杯(東京1800m)1着
皐月賞(中山2000m)2着
新馬戦は2着に6馬身差を付ける圧勝でした。しかもサークルオブライフやサトノヘリオスと言った強い馬を負かしてのもなので評価できます。
続く東スポ杯は上り32.9秒の鬼脚で2着のアサヒに2馬身半差をつける圧勝でした。そこから5か月休養していて、前走の皐月賞に挑戦し結果2着と好走しました。
ここでその皐月賞を振り返ってみます。
スタートは大外18番ゲートから出て中段からの競馬になりました。
レースは良馬場の中平均Pで展開され、道中は18頭立ての最初7番手ぐらいを追走していました。
道中は折り合いは全く問題なしで手応えバッチリで追走していました。
そしの残り600mでは4番手まで上がっていて、しかも手応えもバッチリでした。
そして馬なりのまま最終コーナーをスピードにのって回ってきました。
直線に入り追われ始めると、すぐ隣にいたジオグリフと叩き合いになりました。
最後はこの2頭が抜け出しましたが、最後は1馬身の差をつけられての2着でした。
このレースでイクイノックスは大外からのスタートでしたが、早いペースの区間でもスピード負けすることなく楽に追走できて良いポジションを取っていました。
そこからは折り合いバッチリで、レースのペースが落ち着いたところでスッとポジションを上げることができていて、センスの良さを感じました。結局最後の直線まで凄い手応えでスピードにのっていました。
手応えだけならダノンベルーガやジオグリフより全然良かったです。
そして最後の直線ではジオグリフに最後に抜かれましたが、これは皐月賞を目標にした馬とそうでない馬の差が出たのかとも思います。
中山の最後の坂でイクイノックスは疲れて少し内に切れ込んでました。やはり休み明けが影響したと考えられます。
1回叩かれたイクイノックスにとって32秒台の脚を使える武器があるので、東京コースは最高の舞台だと感じました。
人気になりそうですが本命候補からは外せない一頭だと思います。
【日本ダービー2022年】ダノンベルーガを分析!
次は、ダノンベルーガを分析します。
3歳牡馬で父がハーツクライ(サンデーサイレンス系)
母父がティズウェイ(インリアリティ系)
前走の馬体重は504キロと大型馬ですが、2走前の共同通信杯から+2キロでした。
フォトパドックを見ると皐月賞より馬体がパンパンになっていて、しかもアバラが薄っすらと見えていて仕上がりは最高だと思いました。
鞍上は川田将雅騎手ですが、皐月賞が初騎乗で今回が2回目の騎乗です。生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「2-0-0-1」
●東京芝は「2-0-0-0」
新馬戦(2000m)1着
共同通信杯(1800m)1着
●芝2000m以上は「1-0-0-1」
新馬戦 1着
●重賞成績は「1-0-0-1」
共同通信杯 1着
新馬戦は東京2000mでしたが、上り33.1秒の末脚で勝利しました。続く共同通信杯も稍重のなか上り33.7秒の末脚で2着のジオグリフをあっという間に抜かしての勝利でした。
そして前走の皐月賞は体調と右回りが心配されてましたが、結果4着とおしいレースでした。
ここでその皐月賞を振り返ってみます。
スタートは最内の1番ゲートから普通に出て、前目の位置を楽にとりました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開せれ、道中は18頭立ての5番手ぐらいを追走していました。
走中はジオグリフと同じ位置で折り合いバッチリで追走していました。
そして残り800m地点ぐらいから手綱が緩みポジションを上げ始めました。
そして最終コーナーをインコースで追われながら回ってきました。
この時ジオグリフは大外をまわしていました。
そして直線に入るとインコースを通った利点を活かし、一旦先頭に並びそうで頑張っていました。
しかし、外目を通って来た馬達に抜かれての4着と言う結果でした。
このレースは良馬場でしたが、最終コーナーの芝の状態がかなり悪かったです。
その馬場をダノンベルーガは通っていました。
ちなみにインコースを通った他の馬の成績は、ダノンベルーガの直ぐ後ろにいたG1馬のキラーアビリティは13着、その後ろにいた馬がビリ、インコースを先行していた弥生賞3着のボーンディスウェイが14着という結果でした。
これを考えると、ダノンベルーガの4着という結果は評価できます。東京コースでの瞬発力は新馬戦と共同通信杯を見ればわかると思いますので割愛します。
そして皐月賞は共同通信杯からの直行で、正直私は完全にダービー狙いだと思っていました。
なのでダービーを完全に狙ったのは明白です。
よって、ダノンベルーガの末脚も凄いものがあって、東京コースはピッタリなので本命候補からは外せないと思います。
【日本ダービー2022年】ドウデュースを分析!
最後に、ドウデュースを分析します。
3歳牡馬で父がハーツクライ(サンデーサイレンス系)
母父がヴィンディケーション(シアトルスルー系)
前走の馬体重が496キロで、2走前の弥生賞から-8キロでした。
鞍上は武豊騎手ですが、全てのレースで騎乗していて乗り慣れています。生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「3-1-1-0」
●東京芝は「1-0-0-0」
アイビーS(1800m)1着
●芝2000m以上は「0-1-1-0」
弥生賞(中山)2着
皐月賞(中山)3着
●重賞成績は「1-1-1-0」
朝日杯(阪神1600m)1着
弥生賞(中山2000m)2着
皐月賞(中山2000m)3着
新馬戦とリステッド競争アイビーSを連勝し、朝日杯に挑戦しみごと勝利しました。
そして年が明けて弥生賞に挑戦し2着と好走しました。弥生賞は展開のアヤがあっての2着の印象がしました。
そして前走の皐月賞は最後後方から追い込んできて上り最速の33.8秒の脚を使いましたが、最後届かずの3着という結果でした。
ここでその皐月賞を振り返ってみます。
スタートは12番ゲートから普通に出て、鞍上が抑えて後方からの競馬になりました。
レースは良馬場のなか平気Pで展開され、道中は18頭立ての15番手ぐらいを追走していました。
道中は少しだけ気持が入り過ぎている感じでの後方待機策でした。
そして残り600m手前で手綱を緩めてポジションを上げ始めました。
さすがにスピ―ドがある馬でドンドンポジションをあげていました。
そして、馬なりで最終コーナーを大外ぶん回しで回ってきました。
直線では桁違いの末脚を使って追い込みましたが、届かずの3着という結果でした。
このレースはスタートから後方からの競馬になりました。
これを深く考えると、やはり距離不安があったので後方で脚をためたのかな? とも感じました。
ちなみに競馬では距離が長くて距離不安のある馬は、後方からの競馬で末脚を温存することがあります。
ただ、さすがスピードと末脚は化け物級のものがあると感じました。
逆に考えると、このスピードと切れ味は、やはりマイルぐらいがぴったりなのかな? とも思いました。
あとドウデュースの目標はあくまでも、距離がダービーより短い皐月賞だったと思います。
これはオークスに出走したウォーターナビレラが桜花賞目標で、オークス13着したのと同じ感じなのかなとも思いました。
結論を言うと、イクイノックス、ダノンベルーガがダービー目標でドウデュースは皐月賞目標だったと思うので、この2頭には勝てないとおもいました。
よって、本命候補ではなく馬券の相手までとしておきます。
【日本ダービー2022年】イクイノックス・ダノンベルーガ・ドウデュースを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると
本命候補にあげたのは
イクイノックス
ダノンベルーガ
の2頭でした。
この2頭はダービー目標なので一騎打ちもあるかもしれません。
ドウデュースは、走り方やスピードを見ると、やはり距離不安があると思いました。