今回の記事はマイラーズカップ2022年に出走予定のエアファンディタ・ファルコニア・レッドベルオーブを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
【マイラーズカップ2022年】エアファンディタを分析!
まず、エアファンディタを分析していきます。
5歳牡馬父がハットトリック(サンデーサイレンス系)
母父がエンパイアメイカー(ファピアノ系)
父が違いますが兄にエアアルマスがいます。前走の馬体重が464キロで、2走前から+8キロ増えていてました。
鞍上は松山弘平騎手ですが、今回が初騎乗です。ただ松山騎手は怪我からの復帰週なので少し心配です。生産者は米国産の外国産馬です。
●戦歴は「5-3-0-6」
●阪神芝は「3-2-0-3」
阪神コースが得意の印象です。
●芝1600mは「5-3-0-5」
完全にマイラーです
●重賞成績は今回が初挑戦です。
昨年の1月に1勝クラスのレースを勝利し、2勝クラスのレースも連勝しました。そして5月に3勝クラスを走り5着に負け、それからは3勝クラスのレースで⑨②着しました。そして昨年の10月にようやく阪神マイル戦の3勝クラスを勝利しました。
続く11月にキャピタルS(L)を使い5着と負けました。
この馬は上り32秒台を2回出したことがあり、そして33秒台は安定して使える脚をもっています。この末脚は正直凄いものがあると思います。そして前走は2月に洛陽S(L)を使いみごとに勝利しました。
ここでその洛陽Sを振り返ってみます。ちなみにこのレースの3着馬は今回出走してくるファルコニアでした。
スタートは6番ゲートから普通に出て中段後方からの競馬になりました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は17頭立ての11番手を追走していました。
道中は折り合いバッチリで後方を追走していました。
そして残り600mでも手応えバッチリでインコースで進路があくのを待っていました。
そして馬なりのまま最終コーナーを回り直線に入り追われ始めました。
直線ではスローPでの瞬発力勝負になり、最初は派手さがありませんでした。
しかし、残り200mから物凄い末脚を使いそのまま2着のダーリントンホールにハナ差の勝利をしました。
この馬はいつもスタートからの行き脚が鈍かったのですが、今回はかなり改善されていて成長していると感じました。そして、このレースの勝ち時計は「1:31.9秒」と早い決着でした。
エアファンディタ自身も上り33.3秒の脚を使っていたので、馬場がかなり速い時計がでる状態でした。
例年のマイラーズCの勝ち時計を見ると速いと「1:31秒前半」で、だいたいが「1:32秒台」の決着が多いです。
これを考えると、前走の勝ちっぷりからすると十分重賞レースでも勝ち負けできる能力はありそうです。
今回もエアファンディタの大特意の阪神マイル戦です。そしてペースも速くなりそうもないので最後は瞬発力勝負になる可能性が高いです。よって、この鬼の末脚をもっているエアファンディタの末脚は魅力的です。
悪かった行き脚にも成長が見られるし、今回一発あってもおかしくないと思います。
よって本命候補にあげさせていただきます。
【マイラーズカップ2022年】ファルコニアを分析!
次は、ファルコニアを分析していきます。
5歳牡馬で父がディープインパクト
母父がホークウィング(ウッドマン系)
兄には長距離のイメージのあるトーセンカンビーナがいます。前走の馬体重が470キロでしたが、昨年の秋ごろから馬体が増えてきて成長してきて今が完成された感じです。
鞍上は川田将雅騎手ですが、今まで10回騎乗したことがありクセは掴んでると思います。生産者は社台ファームです。
●戦歴は「5-4-3-4」
●阪神芝は「3-2-1-1」
2勝クラス
3勝クラス
カシオペアS(L)
を勝利していますが、全て1800m戦でした。
●芝1600mは「0-1-1-0」
両方とも阪神マイル戦のリステッド競争での成績です。
●重賞成績は「0-0-2-3」
京都新聞杯
エプソムカップ
で3着しています。
昨年3月に阪神1800mの2勝クラスを勝利、そして4月に阪神1800mの3勝クラスを連勝しました。そして6月にエプソムCを使い3着と好走しました。
続いて小倉記念を使いましたが6着と負けました。そして昨年10月にカシオペアS(阪神1800m)を勝利しました。続く11月にアンドロメダS(阪神2000m)を使い4着と敗れました。
そして今年に入り2月にエアファンディタが勝った洛陽Sを使い3着と好走しました。そして前走は3月にエアロロノアが勝った六甲sで1馬身差の2着に好走しました。
ここで参考レースとして前走の六甲Sを振り返ってみます。
スタートは10番ゲートから普通に出て前の位置を取りました。
レースは晴れの稍重のなか平均Pで展開され、道中は18頭立ての4番手を追走していました。
道中はマイル戦のペースにも戸惑うことなく手応えバッチリで追走できていました。
そして最終コーナーも手応えに余裕がある走りで回って直線に入りました。
直線でも最初はかなり良い手応えで勝てるかと思わせる走りでした。
しかし最後は外から追い込んできたエアロロノアに抜かれての2着でした。
このレースは稍重ということもありますが、マイル戦のペースも余裕で追走していました。2走前の洛陽Sも高速馬場でしたがペースを苦にしてませんでした。
あとはマイル戦での最後の勝ちきれる武器があるかどうかが問題です。近2走とも最後はエア軍団に抜かれているし、速い上りがでる展開では最後は厳しと感じました。
よって、最後は決め手のある馬にやられそうなイメージが湧いてきます。
ホウオウアマゾンと同じタイプだと思うので、今回はホウオウアマゾンが上とみているので本命にはあげられません。
【マイラーズカップ2022年】レッドベルオーブを分析!
最後に、レッドベルオーブを分析していきます。
4歳牡馬で父がディープインパクト
母父がアンブライドルズソング(ファピアノ系)
前走の馬体重は492キロでしたが、2走前から+14キロでした。
これは昨年の皐月賞から約1年振りのレースだったので、ほぼ成長分だと思います。
鞍上は岩田望来騎手予定ですが、今回が初めての騎乗です。前走レッドベルオーブはかなりかかっていたので、ちょっと岩田騎手の初騎乗は心配がのこります。
生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「2-1-1-2」
●阪神芝は「1-0-1-1」
デイリー杯2歳Sを勝利しています
●芝1600mは「2-1-1-1」
未勝利戦
デイリー杯2歳S
を勝利しています
●重賞成績は「1-0-1-1」
デイリー杯2歳Sでホウオウアマゾンに勝利しています
そして、朝日杯でグレナディアガーズの3着があります。
新馬戦は2着でしたが、これは稍重の馬場で前が止まらなかった印象でのものでした。続く未勝利戦は3馬身半差でキッチリと勝利し、デイリー杯2歳Sに挑戦しみごとに勝利しました。
このデイリー杯はレコード決着で、2着のホウオウアマゾンに競り勝った根性は凄かったと感じました。
そして一昨年の朝日杯に挑戦し3着と好走しました。このレースは最後2着のステラヴェローチェと同じぐらいの末脚を使っての3着だったので、レベル的にはかなり能力がある馬だとわかります。
そして皐月賞に挑戦しましたが行きたがっていたようで、前で競馬して自滅していました。そのあとは骨折のため長期休養していました。そして皐月賞から約1年振りの前走、六甲Sを使い7着という結果でした。
ここでその前走の六甲Sを振り返ってみます。
スタートは16番ゲートから普通に出てかかりながら前目の位置に出てきました。
レースは晴れの稍重のなか平均Pで展開され、道中は18頭立ての3番手ぐらいを追走していました。
道中はかかっていたので最初の200m地点を過ぎると前に進出して、鞍上とケンカしながら暴走気味でした。
そして残り600mで手綱が緩み最終コーナーを回ってきました。
直線では直ぐに脚色が悪くなり残り350mでは失速気味になっていました。
最後は良く頑張っていましたが結果7着という結果でした。
このレースは長期の休み明けということもありますが、最初の2ハロン目からのかかり具合がハンパなかったです。
ただ、このレース振りで最後は7着に粘っていました。これは相当な能力がないとできない走りだったと思います。
しかし能力はあるのはわかりますが、この気性がアダになる可能性が高いと思います。今まで福永祐一騎手が競馬を覚えさせていましたが、今回鞍上は岩田望来騎手です。前走は中井騎手が騎乗してあのレース振りでした。
休み明けを叩かれてガス抜きはできている思いますが、どうも初騎乗の岩田望来騎手が気になっちゃいました。
よって、ひょっとしてまた行きたがる場面がでちゃうかもしれないので本命には推せません。
ただ、能力は高いので馬券の相手には入れたいです。
【マイラーズカップ2022年】エアファンディタ・ファルコニア・レッドベルオーブを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると本命候補にあげられたのは
エアファンディタの1頭だけでした。
この馬の末脚は一番怖いと思うので全てが噛み合ったら一発あると思います。ファルコニアはマイルでの武器が見当たらないので本命には推せません。
そしてレッドベルオーブは能力は高いと思いますが、行きたがる場面が出そうなのが心配なので本命には推せませんでした。