今回の記事はNHKマイルカップ2022年に出走予定のセリフォス・ダノンスコーピオン・インダストリアを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
【NHKマイルカップ2022年】セリフォスを分析!
まず、セリフォスを分析します。
4歳牡馬で父がダイワメジャー(サンデーサイレンス系)
母父がル・アーヴル(ブラッシンググルーム系)
前走の馬体重が486キロで、今回は約5か月振りのレースです。フォトパドックを見ると、太目感なくスッキリした馬体で無駄肉もなく筋肉の張りがあって好印象でした。そして1週前追い切りの動きをみても仕上がりの問題はなさそうです。
生産者は追分ファームでが、フェノーメノやペルシアンナイトというG1馬を出しています。ちなみに生産者ランキングは只今9位です。
●戦歴は「3-1-0-0」
●東京芝は今回初挑戦です。
●芝1600mは「3-1-0-0」
今まで全てマイル戦を使っているスペシャリストです
●重賞成績は「2-1-0-0」
新潟2歳S 1着
デイリー杯2歳 1着
朝日杯 2着
新馬戦は中京のマイル戦を使い1馬身半差で勝利しました。このレースの2着はベルクレスタでしたが、阪神JF6着、桜花賞7着のそこそこの馬でした。
続いて、新潟2歳Sを使い1馬身ちょっとの差で勝利しました。このレースの2着馬はアライバルでしたが、アライバルは京成杯4着、スプリングS2着の実力馬でした。
阪神マイル戦のデイリー杯2歳Sを使い上り最速の33.4秒の脚で勝利しました。そして前走は昨年12月の朝日杯を使いましたが、勝ったドウデュースに1/2馬身差の2着になりました。
ここで参考レースとして前走の朝日杯を振り返ってみます。
スタートは4番ゲートから普通に出て中段からの競馬になりました。
レースは4良馬場のなか平均Pで展開され、道中は15頭立ての5番手を追走していました。
道中は最初の600mぐらいでペースが速かった時に少し行きたがるところがありました。
しかし、残り1000mぐらいで少しですが落ち着き初めて追走できていました。
そして残り600mから手綱が緩み馬なりで最終コーナーを回ってきました。
直線に入ると残り400mで追われ始め、突き抜けて行き残り200mでも先頭でしたが最後はドウデュースに抜かれての2着でした。
このレースの勝ち時計は「1:33.5」秒でしたが、道中は行きたがっていほどのスピードがありました。なのでNHKマイルは速くて「1:31秒台」がでるレースなので、速いラップに対応できるスピードは十分ありそうです。
そして、朝日杯は少し行きたがっていたので最後の坂で抜かれた印象があり、展開のアヤという感じがしました。
なので東京マイルのNHKマイルでも十分通用する馬だと思います。心配な点は、朝日杯からの休み明けということです。
皐月賞ではホープフルSからの休み明けでキラーアビリティが13着と凡走しました。1週前追い切りは凄く良かったですが、最終追い切りをしっかりとチェックしたいと思います。
結論は、能力は間違いなくG1級なので本命候補にあげますが、最終追い切りしだいという感じです。
【NHKマイルカップ2022年】ダノンスコーピオンを分析!
次は、ダノンスコーピオンを分析します。
4歳牡馬で父がロードカナロア(キンカメ系)
母父はスライゴー・ベイ(サドラーズウェルズ系)
前走の馬体重は458キロと新馬戦から2キロ増えている感じで、フォトパドックを見ても成長はまだ先のように感じます。
鞍上は川田将雅騎手ですが、主戦騎手なので乗り慣れています。生産者はケイアイファームですが、ロードカナロアやダノン系の馬達で有名です。ちなみに現在の生産者ランキングは13位です。
●戦歴は「3-0-1-1」
●東京芝は「0-0-0-1」
共同通信杯で7着と負けています。
●芝1600mは「2-0-1-0」
新馬戦(阪神) 1着
アーリントンC(阪神) 1着
●重賞成績は「1-0-1-1」
アーリントンC 1着
朝日杯 3着
新馬戦は阪神マイル戦でしたが、上り最速の34.0秒の脚で勝利しました。続く萩Sでは、ホープフルSを勝ったキラーアビリティにクビ差の勝利をあげて能力の高さを示していました。そして朝日杯に挑戦しましたが3着と負けました。
その朝日杯では2着のセリフォスに1/2馬身差で、道中の有利不利があるので能力負けではないと思います。
そして年が明けて共同通信杯を使いましたが、7着と負けてしまいました。
なので逆に良く7着に入ったなという印象です。そこから立て直しで挑んだ前走のアーリントンCでは、最後ギリギリ届いてのクビ差の勝利でした。
ここでそのアーリントンCを振り返ってみます。
スタートは10番ゲートから普通に出て、抑えて中団に下げる競馬でした。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は18頭立ての10番手ぐらいを追走していました。
道中は後方から行くという競馬で控えましたが、手応えバッチリで折り合いも合格の走りで追走していました。
そして残り600m地点でペースが速くなりましたが、手応えバッチリで追走して最終コーナーを馬なりで回ってきました。
そして直線に入ると、前が壁でなかなか進路が見つけられない状態で馬なりで追走していました。
そして残り300m手前ぐらいで追われ始め外目に進路をとって追撃し始めました。
そして最後はタイセイディバインをなんとかクビ差抜いての勝利でした。
このレースはスタートしてからの600mでそこそこ早めのペースでしたが、余裕で追走するスピードをダノンスコーピオンはもっていました。
ただ、NHKマイルが行なわれる東京コースの練習ということで後方に下げた感じがしたので、いつでも良いポジションを取れるスピードはありそうです。
しかし最後の坂を登る脚が凄くて、残り200mで前の馬を抜かしていました。ダノンスコーピオンは朝日杯3着ですが、最後の直線での有利不利が少しあった感じなので、やはり最後の末脚は凄いものがあると思います。
あと、心配な点は共同通信杯の東京で凡走したことですが、あの頃は調教を見ても調子が悪そうだったので無視して良いと思います。
ただ、共同通信杯から立て直して前走勝ちましたが、前走から今回が中2週というのが気になります。
能力的には十分本命候補としてあげられますが、本追い切りの動きで決定したほうが良いと思います。
よって結論は、本命候補にあげられますが最終追い切りの動きしだいとしておきます。
【NHKマイルカップ2022年】インダストリアを分析!
次は、インダストリアを分析します。
4歳牡馬は父がリオンディーズ(キンカメ系)
母父はハーツクライ(サンデーサイレンス系)
兄弟は父がロードカナロアに変わりますが、ケイデンスコールがいます。前走の馬体重は488キロですが、現時点ではこれぐらいがちょうどいい馬体だと思います。
フォトパドックを見ると、キンカメ系の筋肉質系の馬体でマイラー体型なので今回のレースは楽しみです。鞍上はレーン騎手で初騎乗ですが、超一流騎手なので心配はないと思います。
生産者は天下のノーザンファームです。
●戦歴は「2-1-0-1」
●東京芝は「1-1-0-0」
新馬戦(1800m) 2着
未勝利戦(1800m) 1着
●芝1600mは「1-0-0-0」
ジュニアC(中山)1着
●重賞成績は「0-0-0-1」
弥生賞(中山2000m)5着
新馬戦は昨年10月に東京1800m戦でしたが、これは展開のアヤがあるので気にしなくて良いと思います。続く未勝利戦10月末に新馬戦と同じ条件レースを使いましたが、時計を0.7秒詰めて勝利しました。
そして年が明けて1月に中山マイル戦のジュニアCを使いましたが、馬体が+10キロでしたが2着に2馬身半差をつけての完勝でした。このレースでも上り最速タイの末脚を使っていました。
そして前走は弥生賞を使いましたが、最後追い込んでいましたが5着と敗れました。ここでその弥生賞を振り返ってみ敗因を考えてみます。
スタートは9番ゲートから普通に出て後方からの競馬になりました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は11頭立ての9番手を追走していました。
道中は少し行きたがる場面がチラホラとありました。
そして残り600mぐらいからレースのペースが速くなしましたが、馬なりのままポジションを上げる手応えの良さがありました。
そして最終コーナーを大外で回りましたが、ここで手前を変えた時に外にふくれる場面がありました。
このコーナーリングで失速して直線に入りました。
そして良くは伸びましたが、短い直線ということで届かずの5着という結果でした。
インダストリアの最初の印象は、コーナーリングがヘタということです。このレースを見ると、最終コーナーで手前変えが早かった感じで、直線に入るところでは失速していました。
そして最後の200mぐらいから凄い伸びで5着に期待印象です。正直このレースは5着ですが、めちゃくちゃ強い内容だったと思います。
ちなみに前走のジュニアカップも中山コースでしたが、コーナーリングがヘタッピでした。
あと、1800mでは少し行きたがっていたのでマイル戦になるのも味方になりそうです。前走の最後の脚を見る限り、東京マイルは絶好の条件だと感じました。
そして弥生賞ではあのコーナーリングでもドウデュースなどを抑えて上りが最速の時計を出していました。この馬の末脚は東京で爆発するのは間違いないと思います。
鞍上もレーンさんなので心配なしです。ちなみに、このレーンさんは超一流騎手と言われていますが、まだレーンさんを見たことない人は、馬に乗っている時の姿勢にブレがない安定したところに注目して見て下さい。
よって、①②人気馬に不安点があるならば今回はインダストリアを狙うのも手だと思いました。
よって、本命候補にあげさせていただきます。
【NHKマイルカップ2022年】セリフォス・ダノンスコーピオン・インダストリアを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると、申し訳ないのですが、3頭とも本命候補にあがりました。
これでは面白くないので今から順位をつけます。
1位 ダノンスコーピオン
2位 インダストリア
3位 セリフォス
という順番の本命候補にさせていただきます。