今回の記事はエプソムカップ2022年に出走予定のザダル・シャドウディーヴァ・ノースブリッジを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。
そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
【エプソムカップ2022年】ザダルを分析!
まず、ザダルを分析します。
6歳牡馬で父がトーセンラー(サンデーサイレンス系)
母父父がレモンドロップキッド(キングマンボ系)
今回斤量が58キロですが、他の馬がだいたい56キロなのでかなりの不利といった感じです。
ただ自身は2走前に57.5キロを背負って京都金杯を勝っているし、馬体が500キロ以上ある大型馬なので力は出せる感じもします。
鞍上はレーン騎手ですが、今回が初騎乗です。生産者は新冠橋本牧場さんですが、重賞勝ち馬はザダル以外に2頭を出したことがあります。
●戦歴は「6-0-2-6」
●東京芝は「2-0-1-2」
プリンシパルS(2000m)1着
エプソムC(昨年)1着
●芝1800mは「2-0-1-1」
エプソムC 1着
オープン 1着
●重賞成績は「2-0-1-6」
エプソムC 1着
京都金杯 1着
一昨年の毎日王冠で5着した前は、新潟のオープンレースで勝利したぐらいで特別強いといったイメージはありませんでした。そして毎日王冠から8か月休養し、休み明けの昨年のエプソムCで勝利しました。
そのあとは、新潟記念で13着、富士S7着というのが昨年の成績でした。そして年が明け今年の京都金杯を使い、57.5キロという思い斤量で勝利しました。
ただ、この金杯は2着に同じ斤量57.5キロだった8歳馬のダイワキャグニーが入っていたし軽い斤量の馬達の成績が悪かったので、成績を鵜呑みにしてはいけないかもしれません。
そして前走は4月にダービー卿を使い10着と破れました。ここで参考レースとして昨年の富士Sで7着したレースを振り返ってみます。
このレースでは3着にタイムトゥヘヴン、5着にダーリントンホールが入っているので比べてみたいと思います。
スタートは2番ゲートから普通に出て後方からの競馬になりました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は17頭立ての13番手ぐらいを追走していました。
道中は折り合いバッチリで後方でジッとしている競馬でした。
そして馬なりのまま最終コーナーをインコースで回ってきました。
そして直線に入るとインコースということスローPで前が団子状態だったので進路がありませんでした。
そして馬なりのまま走っていて、残り200m手前でようやく一杯に追われ始めましたが7着が精一杯でした。
このレースはスローPからの残り600mでの勝負でした。そしてザダルは最後の直線では前が壁になっていました。よって7着に負けた! という印象です。
しかし良くみると、
ザダルは残り200m手前からは一杯に追われていましたが、そこから後方の馬にけっこう抜かれていました。
体調や馬場の悪いところを通った差もあるとは思いますが、けっこう脚の使いどころが難しい馬の印象を受けました。
今回、ザダルが斤量58キロでダーリントンホールやタイムトゥヘヴンが56キロなので、2キロ差は少し厳しいとみました。
よって、本命候補にはあげられませんでした。
【エプソムカップ2022年】シャドウディーヴァを分析!
次は、シャドウディーヴァを分析します。
6歳牝馬で父がハーツクライ(サンデーサイレンス系)
母父がダンジリ(デインヒル系)
今回斤量が牝馬の56キロですが、今まで①②着したことが8回ありますが、全て54キロでのものでした。
鞍上は坂井瑠星騎手ですが、前走ヴィクトリア9着に引き続き2回目の騎乗です。
生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「3-5-3-16」
●東京芝は「2-5-2-5」
府中牝馬S(1800m)1着
未勝利戦(2000m)1着
●芝1800mは「2-1-0-5」
府中牝馬S 1着
3勝クラス(中山)1着
●重賞成績は「1-3-2-16」
府中牝馬S 1着
既に6歳ということで昨年の夏からの成績を振り返ってみます。8月に関屋記念で7着したあと、府中牝馬Sを勝利しています。
2年連続で府中牝馬Sを使い、①②着しているように、東京1800mは条件的にはピッタリです。
そのあとはJCを使い7着と好走していました。そして有馬記念に挑戦しましたが12着と大敗しました。
そして年が明け今年に入り、金鯱賞12着、ヴィクトリアM9着という成績です。ここで前走のヴィクトリアMを振り返って能力低下がないかをみてみます。
スタートは17番ゲートから普通に出て後方からの競馬になりました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は18頭だての15番手ぐらいを追走していました。
道中は後方の外目を折り合いバッチリで追走していました。
そして最終コーナーを馬なりのまま手応えバッチリで回ってきました。
直線に入ると一杯に追われて外目を突き抜けてきましたが、最後は9着までといった成績でした。
このレースは後方からの最後の直線での勝負にかけていたとという印象でした。そして最後は9着という、なんとも判断しにくい競馬でした。
ただ上りが最速タイの32.9秒の脚を使っていたのと、隣にいたアカイイトと同じような競馬をしていたので評価して良いと思います。
結局は前にいた馬達が成績上位だったので、良く後方から追い込んだと思いました。これを見ると能力低下は、それほど無いのように思いました。
よって、本命候補にはあげられませんし、最終追い切りしだでは消しにしたいと思います。
【エプソムカップ2022年】ノースブリッジを分析!
最後は、ノースブリッジを分析します。
4歳牡馬で父がモーリス(グラスワンダー系)
母父がアドマイヤムーン(フォーティナイナー系)
今回斤量が56キロですが、重賞レースで背負って凡走している感じです。ただ馬体が500キロ近い大きい馬なので56キロは問題なさそうです。
鞍上は岩田康誠騎手ですが、今回7回目の騎乗で一番乗り慣れています。
生産者は村田牧場さんですが、ローレルゲレイロのG1馬や最近ではディープボンドなどの重賞勝ち馬6頭出しています。
●戦歴は「4-0-1-3」
●東京芝は「2-0-0-2」
2勝クラス 1着
3勝クラス 1着
●芝1800mは「0-0-1-0」
G3ラジオニッケイ(中山)3着
●重賞成績は「0-0-1-2」
青葉賞 13着
ラジオニッケイ賞 3着
セントライト記念 10着
2歳で新馬戦1勝クラスを連勝しました。そして3歳にはり青葉賞で13着、ラジオニッケイ賞3着、セントライト記念10着と負けました。
この馬は新馬戦では馬体が468キロでしたが、ラジオニッケイ賞の頃は494キロと+14キロ増えて成長していました。
そしてセントライトで大敗したあとは、自己条件に戻り、2勝クラス1着、3勝クラス12着、そして前走の3勝クラスを勝利してオープン入りしました。
ここでその3勝クラスのレースを振り返ってみます。
スタートは4番ゲートから普通に出て、押されながら逃げる戦法をとりました。
レースは小雨の稍重のなかスローPで展開され、道中は11頭立てで逃げていました。
道中はペースが遅かったので少し行きたそうな感じでしたが、許容範囲内の折り合いだったと思います。
そして他の馬が突っついてこないので、凄い手応えのまま馬なりで最終コーナーを回って来ました。
直線では他の馬がついてこれない状態で、そのまま突き抜けての勝利をあげました。
このレースはスローPで展開が向いたようにも感じるレースでした。
この速いラップにもかかわらず、馬なりのまま凄い手応えで走っていました。
これはスタミナとスピードが十分ある証拠です。
さすがに最後は少しづつ失速はしていましたが、バテバテにはならずに危なげない勝利をあげていました。
今回は距離が200m短くなってしかも重賞レースですが、1800mに対応できるスピードは十分あると思います。そして何より、今回は逃げたい馬がいないのでノースブリッジが逃げると思います。
頭数も少ないし、すんなり逃げれたらそのまま逃げ粘るパターンになるイメージが湧いてくる馬です。
元気バリバリの上り馬が雨馬場を味方に粘るという競馬がありそうな予感がしています。
よって最終追い切りしだいですが、本命候補にあげさせていただきます。
【エプソムカップ2022年】ザダル・シャドウディーヴァ・ノースブリッジを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると
本命候補にあげたのは
ノースブリッジ の1頭でした。
ザダルとシャドウディーヴァはどうも斤量と6歳という年齢も引っ掛かりました。
そしてノースブリッジは展開と馬場が味方になりそうなので面白いと思いました。