今回の記事は宝塚記念2022年に出走予定のデアリングタクト・パンサラッサ・ヒシイグアスを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
【宝塚記念22022年】デアリングタクトを分析!
まず、デアリングタクトを分析します。
5歳牝馬で父がエピファネイア(シンボリクリスエス系)
母父がキングカメハメハ(キングマンボ系)
今回斤量が56キロで今回が初めて背負う斤量です。しかし香港のG1で55.5キロを背負って3着しているので問題はないと思います。
鞍上は松山弘平騎手ですが、全てのレースで騎乗しているので安心です。生産者は長谷川牧場さんですが、デアリングタクト以外には活躍馬は出したことがないです。
●戦歴は「5-1-2-1」
●阪神芝は「1-0-0-0」
桜花賞 1着
●芝2200mは今回初めてです
●重賞成績は「3-1-2-1」
<G1成績い>
桜花賞 1着
オークス 1着
秋華賞 1着
ジャパンC 3着
QE2世C 3着
ヴィクトリア 6着
一昨年の無敗の3冠牝馬で、秋華賞の後はジャパンCを使い3着でした。
そして昨年は金鯱賞で2着と負けてから香港遠征をし、QE2世Cを使い3着に入りました。
このレースを勝ったのはラヴズオンリーユーで2着がグローリーヴェイズだったので、これも海外慣れしている馬達で強いので評価はできると思います。
そして怪我のため約1年間休養していて、今年の5月にヴィクトリアマイルで復活をしましたが、結果は6着と負けました。
ここでそのヴィクトリアMを振り返ってみます。
スタートは1番ゲートから普通に出て中段前ぐらいの位置を取りました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は18頭だての6番手を追走していました。
道中は高速馬場にも対応して手応えバッチリで追走できていました。
そして最終コーナーも手応えバッチリで馬なりのまま回ってきました。
直線では残り400mまで良い感じで走っていましたが、そこから脚が鈍くなり前を捕らえられずに、後ろの馬に抜かれての6着という結果でした。
このレースはマイル戦の高速馬場でのものでしたが、1年振りのレースなのについていけるスピ―ドがあったので、やはり能力はかなり高いと思いました。
ただ長期休養明けということで最後は少しバテ気味で失速気味になったのはしょうがないと思います。
そして、香港の力のいる馬場で3着しているのも宝塚記念の馬場はあうと思います。
能力的には全然勝っておかしくない馬だと思うので、最終追い切りしだいですが本命候補にあげさせていただきます。
【宝塚記念22022年】パンサラッサを分析!
次は、パンサラッサを分析します。
5歳牡馬で父がロードカナロア(キングマンボ系)
母父がモンジュー(サドラーズウェルズ系)
今回斤量が58キロですが初めて背負います。
鞍上は吉田豊騎手ですが、今回4回目の騎乗です。そして今までの3戦は全て勝利しているので、乗り方を把握している証拠だと思います。
生産者は木村さんですが、JRAレースでのG1馬は出したことがなく、パンサラッサの他には2頭の重賞勝ち馬を出したことがあります。
●戦歴は「6-4-0-10」
●阪神芝は「1-1-0-3」
1勝クラス2000m 1着
●芝2200mは「0-0-0-1」
神戸新聞杯 12着
●重賞成績は「3-0-0-5」
福島記念(2000m)1着
中山記念(1800m)1着
ドバイターフ(1800m)1着
昨年の成績から振り返ります。
2月の中山記念は7着と破れ、次は間隔をあけて10月にリステッド競争を使い勝利しました。続いて11月に福島記念を使い連勝しました。
そして12月の有馬記念を使いましたが距離が長すぎの13着という大敗でした。そして今年に入り、中山記念を2馬身半差の勝利をあげました。
そして前走はドバイターフに挑戦し、同着でしたがみごとに勝利しました。
ここで参考レースとして、2走前の中山記念を振り返ってみます。
スタートは5番ゲートから普通に出て、逃げる形になりました。
レースは良馬場のなかハイPで展開され、道中は16頭立てので
終始逃げる展開でした。
道中はけっこう早めのラップを継続して走っていました。
そして残り800mを過ぎたあたりから差を広げて逃げていました。
そして最終コーナーもかなり差がついていて馬なりで回ってきました。
直線に入いり追われると、残り200mではセーフティーリードで逃げていて完勝しました。
このレースはスタートから早いペースをつづけて息を入れることなく最後はどこまでもつかという競馬でした。
最後はさすがに失速気味でしたが、2番手3番手で競馬していた馬が最後は馬群に沈んでいるので、いかにパンサラッサが強いのがわかります。
ただ心配な点は、中山記念やドバイターフは1800m戦で宝塚記念は2200m戦です。正直、途中で息を入れる競馬をしないと2200mはもたないと思います。しかもタイトルホルダーがいるので突っつかれる展開にもなりそうです。
これは単に私の経験則での分析結果なので的確ではないかもしれませが、
今回は距離と展開を考えると本命には推せませんでした。
【宝塚記念22022年】ヒシイグアスを分析!
最後に、ヒシイグアスを分析します。
6歳牡馬で父がハーツクライ(サンデーサイレンス系)
母父がバーンスタイン(ストームキャット系)
今回斤量が58キロですが、香港Cで57キロを背負って2着しているので大丈夫だと思います。
鞍上はレーン騎手ですが、2年前に2勝クラスのレースで騎乗して勝利して以来の2回目の騎乗です。
生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「6-4-0-4」
●阪神芝は「0-0-0-1」
大阪杯 4着
●芝2200mは初
●重賞成績は「2-1-0-4」
中山金杯 1着
中山記念 1着
香港C(G1)2着
一昨年の11月に3勝クラスを勝利し、年が明けて中山金杯を勝利し3連勝しました。続く中山記念も勝利し4連勝した強い馬です。
そこからは休養に入り、昨年の天皇賞秋を8か月ぶりで使い5着と好走しました。12月に香港Cに挑戦し2着と好走しました。
何より香港の馬場で好走したので、力のいる宝塚記念の馬場はあうはずです。そして帰国して今年の大阪杯を使い4着という結果でした。
ここでその大阪杯を振り返ってみます。
スタートは10番ゲートから普通に出て、中段からの競馬になりました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は16頭立ての7番手ぐらいを追走していました。
道中は先行集団から少し位離れた中団を追走してましたが、鞍上はもう少し前にいきたい素振りでした。
そして残り800mを過ぎたあたりから促し始め600mを過ぎると追われて最終コーナーをムチを使われて回ってきました。
直線に入ると良く伸びて上りが3番目早い脚を使いましたが、4着という結果でした。
このレースは道中の手応えがあまり良くなかった印象です。
これは香港遠征で馬体がかなり減っていたので、その回復をするために、様子をみながらの調整をしたと推測できます。
なので状態がそこまで良くはなかったのだと思います。ただそれでいて、仕上がりの良かったポタジェにはコンマ3秒差なので力はあると思いました。
ヒシイグアスは既に6歳で2200mという距離も不安で人気が落ちています。ただ今回は上位人気馬に心配点があるので、ヒョットしたらヒシイグアスにチャンスがあるのではないかと思いました。
長期休養明けの秋天が5着という実績が示すように、能力はあるので、今回怖いかもしれないと思いました。
よって本命馬候補にあげさせていただきます。
【宝塚記念2022年】デアリングタクト・パンサラッサ・ヒシイグアスを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると
本命候補にあげたのは
デアリングタクト
ヒシイグアス
の2頭でした。
上位人気馬に心配点があるので今回は2頭という多めの候補ですが、最終追い切りと枠順をみてじっくりと吟味したいと思います。