今回の記事は桜花賞2022年に出走予定のライラック・プレサージュリフト・ナムラクレアを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。
良かったら予想の参考にしてください。
【桜花賞2022年】ライラックを分析!
まず、ライラックを分析します。
3歳牝馬で父がオルフェーヴル(サンデーサイレンス系)
母父がキングカメハメハ(キングマンボ系)
前走の馬体重が420キロですが、新馬戦の時が434キロでレースを使うたびに減っているのが少し心配です。鞍上は福永祐一騎手ですが、今回が初騎乗です。
ちなみに今まではデムさんが騎乗していましたが、デムさんはサークルオブライフに騎乗します。生産者はキネウス牧場さんですが、テイエムオペラオーで有名な生産者さんです。
●戦歴は「2-0-0-1」
●阪神芝は「0-0-0-1」で
京都2歳Sで8着しています
●芝1600mは「1-0-0-0」で
G3フェアリーSを勝利しています
●重賞成績は「1-0-0-1」で
同じくフェアリーs(中山1600m)を勝利しています。
新馬戦は東京1800m戦を使い勝利しました。この時にあがり33.9秒の脚を使っていて瞬発力があることを証明していました。
続く、昨年の11月に阪神2000mの京都2歳Sを使いましたが、ジャスティンロックやビーアストニッシドといった牡馬の実力馬達と戦い8着と負けました。
そして前走、今年の1月にフェアリーS(中山1600m)を使いクビ差の勝利しました。ちなみに、この時の2着馬はスターズオンアースでしたが、この前のクインーンCで2着していました。
ここでそのフェアリーSを振り返ってみます。
スタートは8番ゲートから少し遅れ気味に出て、、後方からの競馬になりました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は16頭立ての最初は16番手を追走していました。
道中は残り1000mぐらいからポジションを上げ始め、残り600mでは中段ぐらいまで上がっていました。
そして最終コーナーを気合いをつけられながら大外を回ってきました。
直線に入り一杯に追われると、内からきたスターズオンアースと叩き合いになりましたがクビ差で勝利しました。
このレースは残り1000mからレースラップが遅くなりましたが、そこでポジションをあげたのが正解でした。そして、残り1000mからはライラック自体がかなり長く良い脚を使っていました。
しかしスタートしてからのレースラップとライラックの行き脚を比べてみると、あの手応えでの追走力を見てしまうとマイルより距離があった方がいいのかな? とも思いました。
今回の桜花賞は早い時計が出そうなので、ライラックの追走力では最後は届かないイメージが湧いてしまいました。
よって、本命候補には推せません。
【桜花賞2022年】プレサージュリフトを分析!
次は、プレサージュリフトを分析します。
3歳牝馬で父がハービンジャー(デインヒル系)
母父がディープインパクト
父が違いますが姉にオールアットワンスがいます。
前走の馬体重が464キロですが、新馬戦から約4か月で+12キロ増えていました。順調に成長している感じがします。
鞍上は戸崎圭太騎手ですが、前走に引き続き2回目の騎乗です。生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「2-0-0-0」
●阪神芝は今回が初めてです。
●芝1600mは「2-0-0-0」で
全てマイル戦を走っています。
●重賞成績は「1-0-0-0」で
前走のクイーンCを勝利しています。
新馬戦は昨年10月に東京のマイル戦でしたが、上り33.3秒の鬼脚で勝利しました。続く今年2月にクイーンC(東京マイル戦)を使い勝利しました。
このレースの2着馬はフェアリーS2着のスターズオンアースで、3着が阪神JF6着のベルクレスタだったので評価していいと思います。
ここでそのクイーンCを振り返ってみます。
スタートは13番ゲートから出遅れ気味に出て、後方からの競馬になりました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は16頭立ての15番手を追走していました。
道中は後方で少しづつポジションをあげながらジッとしていました。
そして残り600mから終われはじめ、最終コーナーを大外で回ってきました。
直線では良く伸びて上り最速の33,5秒の脚で突き抜けて勝利しました。
このレースは出遅れ気味でしたが、新馬戦の時もスタートがヘタで2戦連で同じ失敗をしていました。
今回の桜花賞は早い時計が出る馬場だと思うので、後方一気だと正直勝ちきることは難しいと思います。
そして最後の末脚は切れましたが、スムーズさを欠いていた3着のベルクレスタと比べると、だいたい同じぐらいでした。
ということはナミュール級の末脚はまだないと考えていいと思います。
よって能力はベルクレスタ級で、桜花賞では頑張って3着あるかな? というのが私の結論です。
よって、本命にはおせません。
【桜花賞2022年】ナムラクレアを分析!
最後に、ナムラクレアを分析します。
3才牝馬で父がミッキーアイル(ディープ系)
母父がストームキャット(ストームバード系)
兄弟にナムラムツゴローがいますが、すいません、ちょっとムツゴローという名前が気に入ったので取り上げてみました。
前走の馬体重は466キロですが、2走前の阪神JFの時から+12キロでした。そして今回のフォトパドックを見ましたが、しっかりと絞れていて毛ヅヤもピカピカでした。
なので前走は桜花賞への叩きだったと思いますので上積みはあるはずです。鞍上は浜中俊騎手ですが、4戦連続で騎乗中で5回目の騎乗です。
生産者は谷川牧場さんですが、チョウカイキャロルやサクセスブロッケンというG1馬2頭を輩出しています。
●戦歴は「2-2-1-1」
●阪神芝は「0-2-0-1」
ファンタジーS(1400m)
Fレビュー(1400m)
で2着しています。
●芝1600mは「0-0-1-1」
新馬戦(新潟コース)しています。
●重賞成績は「1-2-0-1」
小倉2歳S(1200m)
を勝利しています。
新馬戦は新潟マイル戦を使い3着に負けました。この新馬戦は最後はバテていての3着でした。
続くレースはいきなりオープンレース(小倉1200m)を使いなんと勝利しました。続いて同じ小倉1200mのG3小倉2歳Sを使い連勝しました。
そしてファンタジーS(阪神1400m)を使いウォーターナビレラの2着という結果でした。続いて阪神JFに挑戦しましたが5着と敗れました。
このレースは内ラチ沿いの後方待機策のレースで、最後だけ伸ばして5着でしたが、最後は少しバテ気味にみえました。
そして前走は今年3月に阪神1400m戦のフィリーズレビューを使い2着と負けました。
ここでそのFレビューを振り返ってみます。
スタートは2番ゲートから普通に出て、少し促されながら中段からの競馬になりました。
レースは良馬場のなかハイPで展開され、道中は15頭立ての9番手を追走していました。
道中は最初のペースが早いということもあり、ほぼ促されながらの追走という形でした。
そして最終コーナーでは外目に出していましたが、少しコーナーをふくれながら回ってきました。
そして直線では勝ったサブライムアンセムと叩き合いになりましたがアタマ差負けての2着という結果でした。
このレースは休み明けで12キロが響いたのか、道中の手応えが悪すぎました。勝った馬はナムラクレアの後ろを追走していましたが、手応えバッチリでした。そして最終コーナーを回るときに少し外にふくれ過ぎた感じもしました。
勝った馬との差は、休み明けと最終コーナーでのコーナーリングの差で、
ただ先ほどもお伝えしましたが、1400m戦と1600m戦の最後の伸び方を見ると、やはり距離は1400m以下が合いそう感じがしました。
よって結論は。マイルG1は距離が長いと思いますので本命にはおせません。
【桜花賞2022年】ライラック・プレサージュリフト・ナムラクレアを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると、本命馬候補にあげた馬はいませんでした。
ライラックはマイル戦での追走力が不安でG1の早い時計には対応できないと感じました。プレサージュリフトは出遅れ癖で後方からの競馬だと厳しと思います。そして、ナムラクレアは距離が少し長い気がしました。