今回の記事は天皇賞春2022年に出走予定のアイアンバローズ・マカオンドール・シルヴァーソニックを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
【天皇賞春2022年】アイアンバローズを分析!
まず、アイアンバローズを分析します。
5歳牡馬で父がオルフェーヴル(サンデーサイレンス系)
母父がロイヤルアンセム(ヌレイエフ系)
父ちゃんがディープに変わりますが、弟にホープフルS2着のジャスティンパレスがいます。今回斤量が58キロなのですが、以前に57キロで2勝クラスを勝利しているし、馬体も500キロ近くあるので問題はないと思います。
鞍上は石橋脩騎手ですが、3戦連続で騎乗中で乗り慣れています。生産者は天下ノーザンファームです。
●戦歴は「4-5-3-6」
●阪神芝は「1-3-1-1」
2勝クラス(2400m)1着
●芝3000m以上は「0-2-0-0」
ステイヤーズs(中山3600m)2着
阪神大賞典(阪神3000m) 2着
●重賞成績は「0-2-0-3」
ステイヤーズs(中山600m)2着
阪神大賞典(阪神3000m) 2着
昨年の4月に阪神2400m戦の2勝クラスのレースをようやく勝利し3勝クラスにステップアップしました。続く東京2400m戦の3勝クラスを使い、いきなり勝利してオープン入りしました。
これは2勝クラスを勝った時に馬体が-10キロと仕上げてきたのが勝因だったのかもしれません。
そして5か月休養し、休み明けで京都大賞典を使いましたが、12着に敗れました。
そして昨年11月のアルゼンチン杯に挑戦しましたが、6着となかなかの成績でした。 この時の馬体は-6キロで498キロでした。
おそらく500キロぐらいがちょうどよい馬体重なのかなとも思います。
そして12月に中山3600m戦のG2ステイヤーズSを使い逃げて2着と好走しました。そして前走の阪神大賞典ではディープボンドに最後抜かれての2着と惜しい結果でした。
ここでその阪神大賞典を振り返ってみます。
スタートは7番ゲートから前目の位置を取りました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は13頭立てで3・4番手で競馬をしていました。
道中はペースが落ち着いたところで少し行きたがっていましたが、許容範囲内だと思います。
そして残り1000mでレースラップが速くなってきたのでスピードアップして折り合いは問題なしになりました。
そして残り600mで促され始め、最終コーナーを一杯に追われながら回ってきました。
直線では直ぐ後ろにディープボンドがまくって来ていましたが、最後まで粘っていました。
しかし最後の坂で抜かれていき2着という結果でした。
このレースでアイアンバローズはスローの展開で多少行きたがっていました。
そして前走の阪神大賞典は残り1000mから手綱が緩んで仕掛けられました。
この時の2000m通過タイムと昨年の菊花賞でタイトルホルダーの2000m通過タイムを比べると、菊花賞の方が早かったです。(菊花賞と阪神大賞典は同じ条件です)
馬場状態の差を考えないということを前提にしますが、最後のラップを見るとタイトルホルダーの方がゴールまで速かったです。
これらを考えると、やはりアイアンバローズは最後の坂で勢いが止まって抜かれるイメージが湧いてしまいます。
よって、阪神大賞典を見る限りディープボンドより劣っているし、タイトルホルダーにも負ける感じがします。
よって本命候補には推せませんでした。
【天皇賞春2022年】マカオンドールを分析!
次は、マカオンドールを分析します。
4歳牡馬で父がゴールドシップ(サンデーサイレンス系)
母父がダルシャーン(ミルリーフ系)
今回斤量が58キロですが、今まで最高斤量が56キロでリステッド競争3着という経験があります。
鞍上は松山弘平騎手ですが、今まで5回騎乗したことがあり、しかも全4勝は松山騎手であげているので頼もしい限りです。生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「4-3-4-5」
●阪神芝は「1-1-1-3」
2勝クラスで①②着しています。
●芝3000m以上は「1-0-0-1」
万葉S(中京3000m) 1着
阪神大賞典(阪神3000m)4着
●重賞成績は「0-0-2-2」
京都新聞杯 3着
京都2歳S 3着
昨年8月に自己条件の2勝クラスに出走するようになりましたが、⑥②②着となかなか勝てませんでした。そして昨年11月に阪神2600mの2勝クラスを使いみごとに勝利しました。
そして今年の1月に格上挑戦で万葉Sを使い、みごと勝利しました。
ちなみにこのレースの3着馬は今回出てくるシルヴァーソニックでしたが、マカオドールとシルヴァーソニックはだいたい同じレベルだと思います。
そして前走の阪神大賞典では最後追い込んできましたが4着という結果でした。ここでその阪神大賞典を振り返ってみます。
スタートは9番ゲートから普通に出ましたが、いつも後方からの競馬なので後方からの競馬になりました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は13頭立ての10番手ぐらいを追走していました。
道中は少し行きたそうな手応えがチラホラありましたが、問題はなかったと思います。
そして残り1000mぐらいから手綱を緩めて少しづつポジションを上げ始めました。
残り800m地点では前にいたディープボンドより手応えは良かった走りでした。
そして最終コーナーも手応えバッチリで回って直線に入りました。
直線に入ると、ディープボンドの脚に追いつけずに一瞬で離されました。
そして良く伸びてはいましたが、前が止まらない展開で4着が精一杯でした。
このレース3着がシルヴァーソニックでしたが、これは完全に展開のアヤなので実力的にはやはり同じレベルだと思います。
やはり最後は必ず伸びてきて上位争いする馬だと感じました。今回タイトルホルダーがいるので、そこまでスローの展開にはならないと思います。
そしてタイトルホルダーとディープボンドに潰された先行馬達を最後はマカオンドールが抜かしていくイメージは湧いてきました。
2走前の万葉Sは52キロで勝って、前走の阪神大賞典は55キロでした。今回の58キロをどう克服するかが問題です。
よって、前走のディープボンドとの差をみちゃうと本命には推せませんでした。
【天皇賞春2022年】シルヴァーソニックを分析!
最後に、シルヴァーソニックを分析します。
6歳牡馬で父がオルフェーヴル(サンデーサイレンス系)
母父がトニービン(ゼダーン系)
母ちゃんがエアトゥーレなのですが、母ちゃんは1400~1600m戦のイメージが強いです。
過去の最高斤量が57キロでしたが、3勝クラスで3着しています。そして馬体が440キロ台なので58キロは厳しいと思います。
京都から阪神に開催が変わっている今年は余計にパワーのある大型の馬が有利になると思うので、幸運の女神さまがどっかに行っちゃってる感じがします。
鞍上は川田将雅騎手ですが、2800m以上のレースになると成績が急に悪くなるので心配です。
生産者は社台ファームです。
●戦歴は「4-3-6-5」
●阪神芝は「2-0-2-1」
未勝利戦(1800m) 1着
2勝クラス(2400m) 1着
●芝3000m以上は「0-0-4-0」
3勝クラス
ステイヤーズS
万葉S
阪神大賞典
で3着しています
●重賞成績は「0-0-2-0」
ステイヤーズS
阪神大賞典
で3着しています。
昨年2月に阪神3200mの3勝クラスで初めて長距離を使いましたが3着と負けました。そして6月にようやく3勝クラスを勝利しオープン入りしました。そしてリステッド競争のオクトーバーS(東京2000m)を使い5着でした。
そして12月にステイヤーズSで3着し、続く年明けの1月に万葉Sを使い3着でした。そして前走の阪神大賞典では最後粘って3着という好成績でした。
ここでその阪神大賞典を振り返ってみます。
スタートは3番ゲートから普通に出て中段からの競馬になりました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は13頭立ての6番手ぐらいを追走していました。
道中は全く折り合いに問題がない走りでマイペースで追走していました。
そして残り1000mぐらいから手綱が緩み、少しづつポジションを上げ始めまていました。
残り600mぐらいで少し追われ始め最終コーナーをインコースで回ってきました。
直線に入ると3番手に上がっていましたが、ジリジリしか伸びずに前にいたアイアンバローズを捕まえられず、ディープボンドに抜かれての3着という結果でした。
この馬は折り合いに全く問題がないところが長所だと思います。そして残り1000mぐらいから鞍上の指示にしっかり従う反応の良さと素直さもあります。ただこのレースはスローの展開で前の馬がかなり有利な流れでした。
この流れのおかげで3着に入れた印象があります。
阪神大賞典を見る限り、マカオンドールの方が上に感じます。
よって、本命に推せませんし馬券的にも消したいと思っています。
【天皇賞春2022年】アイアンバローズ・マカオンドール・シルヴァーソニックを分析!【まとめ】
分析結果をまとめると
やはりディープボンドより能力がかなり劣るイメージのレースだったと思います。よって本命候補にあげられる馬はいませんでした。
ただ3頭の中ではマカオンドールが馬券的にはおもしろいと思いました。あとは、最終追い切りを見て馬券に入れるか入れないかを検討したいと思います。