今回の記事はヴィクトリアマイル2022年に出走予定のソングライン・ファインルージュ・レシステンシアを分析していきます。
そして本命候補としてピックアップできるかを考えていきます。そして結論としては後日発表予定の「本命予想」で本命馬と馬券の買い目を発表します。
良かったら予想の参考にしてください。
ヴィクトリアマイル2022年】ソングラインを分析!
まず、ソングラインを分析します。
4歳牝馬で、父がキズナ(ディープインパクト系)
母父がシンボリクリスエス(ロベルト系)
前走はサウジアラビア競馬だったので2走前の馬体重が484キロでした。昨年の8月の関屋記念の時が486キロでしたが、フォトパドックを見ると今回の方が筋肉に張りが出ていてムチムチしていました。
鞍上は池添謙一騎手ですが、2走前まで5回連続騎乗していて乗り慣れています。生産者は天下のノーザンファームです。
●戦歴は「4-2-1-2」
●東京芝は「2-2-0-0」
未勝利戦(1600m) 1着
富士S(1600m) 1着
●芝1600mは「2-1-1-1」
未勝利戦(1600m) 1着
富士S(1600m) 1着
●重賞成績は「2-1-1-2」
富士S 1着
サウジG3 1着
ちなみにG1成績は
桜花賞 15着
NHKマイル 2着
新馬戦は展開のアヤで2着に負け、続く未勝利戦を勝利しました。そしてリステッド競争を勝って2連勝しました。そして桜花賞に挑戦しましたが、不利があって15着と大敗しました。
続くレースはNHKマイルでしたが、最後シュネルマイスターに抜かれてハナ差の2着と悔しい結果でした。
そして8月に古馬混合のG3関屋記念を使いましたが、勝ったロータスランドに0.2秒差、2着のカラテにはクビ差の3着と好走しました。そして2か月間隔を明け、昨年10月に富士S(東京マイル)を使いま勝利しました。
そして12月に阪神カップを使いましたが15着と大敗しました。
そして前走はサウジアラビアに飛んでG3の1351m戦に出て、クビ差ぐらいで勝利しました。このレースの2着馬はアメリカのスプリントG1の勝ち馬なので評価できると思います。
ここで参考レースとして、昨年のNHKマイルを振り返ってみます。
スタートは10番ゲートから普通に出て、前目の位置を取りました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は18頭立ての7番手ぐらいを追走していました。
道中、最初の早いラップにもついていけるスピードがあり中段前ぐらいを手応えバッチリで追走していました。
そして残り600mで少し促されながら最終コーナーを回ってきました。
直線に入ると手応えバッチリで残り400m手前で一杯に終われ始めました。
そして残り200m地点でグレナディアガーズを抜かし先頭に立ち突き抜けそうでしたが、最後はシュネルマイスターにハナ差かわされてえの2着でした。
このレースはスタートしてからのタイムが早めでしたが、ソングラインは楽に追走できるスピードがありました。
今回のヴィクトリアマイルも早い時計の決着になりそうですが、スピードがあるソングラインには有利な競馬になりそうです。
あとは道中の走りを考えるとシュネルマイスターより全然手応えが良かった点も評価できると思います。それでは何で負けたかを考えると、最後の最後でソングラインは手前を変えました。
その時に内にヨレて失速していて、そこでシュネルマイスターに抜かれたという形でした。
こればかりは馬に聞かないとわかりませんが、私にはそう感じました。なので能力的にはシュネルマイスターに引けを取らないと思います。
そして前走は海外競馬で勝っているように精神的にも強い馬で成長著しいと思います。
よって、本命候補にあげさせていただきます。
【NHKマイルカップ2022年】ファインルージュを分析!
次は、ファインルージュを分析します。
4歳牝馬で父がキズナ(ディープインパクト系)
母父がボストンハーバー(シアトルスルー系)
前走の馬体重が510キロでしが、秋華賞からの休み明けでプラス16キロも増えていました。そして前走のフォトパドックを見ると、太め感がなかったのでかなり成長したと思われます。
鞍上はルメ―ル騎手ですが、2戦連続で騎乗中で今回が5日目なのでクセは掴んでいると思います。
生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「3-3-1-1」
●東京芝は「1-1-0-1」
未勝利戦(1400m)1着
東京新聞杯(1600m)2着
●芝1600mは「1-1-1-0」
フェアリーS(中山)1着
東京新聞杯(東京)2着
桜花賞(阪神)3着
●重賞成績は「2-2-1-1」
フェアリーS 1着
紫苑S(中山2000m)1着
ちなみにG1成績は
桜花賞 3着
オークス11着
秋華賞 2着
新馬戦はクビ差の2着と負けましたが、続く未勝利戦は2馬身差で完勝しました。そしてフェアリーSを使い完勝しました。
続くレースは桜花賞に挑戦しましたが、ソダシ、サトノレイナスに0.1秒差の3着と健闘しました。そしてオークスに挑戦しましたが、11着と大敗しちゃいました。
そこから休養に入り、休み明けで紫苑Sを使いレベルの違いを見せる勝ち方をしました。そして秋華賞に挑戦しましたが、アカイトリノムスメに1/2馬身差の2着と惜しいレースでした。
そして、秋華賞から約4か月後の今年2月に東京新聞杯を使いましたが、夏にはあまり増えてこなかった馬体重が増えて+16キロとなっていました。
東京新聞杯は結果2着だったので、プラス16キロはほとんど成長分だという感じがします。
ここでその東京新聞杯を振り返ってみます。
スタートは6番ゲートから普通に出て中段からの競馬になりました。
レースは良馬場のなか平均Pで展開され、道中は15頭立ての7番手ぐらいを追走していました。
道中は折り合いバッチリ、手応えバッチリで中段に控える競馬でした。
そして残り600mぐらいで促され始めて最終コーナーを回ってきました。
直線に入ると、前が壁になり抑える場面がありました。
そして400m過ぎたぐらいで進路ができ追い始めて突き抜けていきましたが、最後はイルーシヴパンサーに抜かれての2着でした。
このレースは道中は問題なく走っていてましたが、最後の直線で前が壁になる不利がありました。ただ残り200mでは一瞬で前の馬を抜かす瞬発力を見せていたので評価できます。
ただ、最後の馬群をぬってくるときに手前を変えてスピードが落ちたようにも感じられました。
今回は一度叩かれて上積み十分だと思います。そして何より調子の良さそうだったカラテに先着したのは評価して良いと思います。
東京新聞杯でのファインルージュの時計は「1:32.6秒」で、過去の東京新聞杯の勝ち時計と比べても優秀です。
桜花賞でも「1:31.2秒」で走っているので高速東京馬場でも問題なしだと思います。
ファインルージュもかなり成長していると思いうので、今回本命候補にあげさせていただきます。
【ヴィクトリアマイル2022年】レシステンシアを分析!
最後に、レシステンシアを分析します。
5歳牝馬で父がダイワメジャー(サンデーサイレンス系)
母父がリザードアイランド(デインヒル系)
前走の馬体重が518キロで2走前は香港遠征だったので、3走前のスプリンターSから比較するとプラス10キロでした。馬体重だけで考えると、やはり香港遠征の疲れ回復で少しらくさせたのかもしれませんね。
鞍上は横山武史騎手ですが、前走に引き続き2回目の騎乗です。生産者はノーザンファームです。
●戦歴は「5-5-1-3」
●東京芝は「0-1-0-1」
NHKマイル 2着
●芝1600mは「1-2-1-2」
阪神JF 1着
桜花賞 2着
NHKマイル2着
●重賞成績は「4-5-1-3」
ファンタジーS(京都1400m)
阪神JF(阪神1600m)
阪急杯(阪神1400m)
セントウルS(中京1200m)
を勝利しています。
ちなみにG1に限ると
阪神JF 1着
桜花賞 2着
NHKマイル 2着
マイルCS 8着
高松宮 2着・6着
ヴィクトリア 6着
スプリンター 2着
香港スプ 2着
という成績です
2歳時に阪神JFをレコード勝ちしたスピード馬です。そして3歳になり桜花賞とNHKマイルで連続2着になりました。そして秋にマイルCSを使いましたが、距離が長い感じでの8着でした。
そして年が明け4歳の2月に阪急杯を圧勝し、高松宮記念に挑戦しましたが2着と負けました。そしてヴィクトリアマイルに挑戦し2着馬には僅差の6着となりました。
それから休養に入り、休養明けの9月にセントウルsを使い勝利しました。そしてスプリンターSに挑戦しましたが、ピクシーナイトに2馬身差をつけられ2着という結果でした。
そして12月に香港スプリントに挑戦し2着と好走しました。そして年が明け今年の3月に高松宮記念を使いましたが6着と負けてしまいました。
ここで参考レースとして、昨年のヴィクトリアマイルで6着したレースを振り返ってみます。
スタートは大外の18番ゲートから普通に出て前目の位置を取りに行きました。
レースは良馬場のなかスローPで展開され、道中は18頭立ての3番手ぐらいを追走していました。
道中は折り合いバッチリでスピ―ド負けすることなく、良い手応えで終始追走できてました。
そして残り600mで少しだけ気合いを付けるぐらいで最終コーナーを良い手応えで回ってきました。
直線では残り400mまで馬なりでしたが、前の2頭を抜かせる勢いでした。
そして終われ始めると突き抜けて先頭に立ちましたが残り200mを切ると後続馬に抜かれていき6着という結果でした。
このレースでは、さすが早いラップにも対応できていて楽に追走していました。そして最後の直線では、勝ったグランアレグリアの上りが32.6秒、2着のランブリングアレーの上りが33.2秒という瞬発力勝負でした。
ただ、グランアレグリアの1頭だけ化け物で、2着の馬とは差がなかったので評価できると思います。ただ、今回は前に行く馬がけっこういて難し展開になる感じがします。
そして、やはり目標にされてしまうと末脚の凄い馬達にやられてしまいそうな気がします。
鞍上の横山武史騎手も今回2回目の騎乗で乗り方に四苦八苦しそうです。
よって、本命候補にはおせませんでした。
【ヴィクトリアマイル2022年】ソングライン・ファインルージュ・レシステンシアを分析!【まとめ】
今回の分析をまとめると、本命候補にあげたのは
ソングライン
ファインルージュ
の2頭でした。この2頭は成長しているので、同世代で桜花賞馬のソダシとの対決が楽しみです。
レシステンシアはやはり1400mがベストだと思うので良くて馬券の相手ぐらいだと思います。